あなたの主夫になりたくて!その3- 10 -
「義勇さん!義勇さーん!!」
飲み会の次の日。
いきなり家のドアを開け、どたどた音を鳴らして入ってきた炭治郎は、何かを焦っている様子だ。
ついこの間、何かあっては不便だろうと合鍵を渡したばかりだと言うのに、外から「...さ〜ん、ぎゆ〜さ〜ん」と声が近付いてきたかと思えば流れるように鍵を開け中へと侵入してきた。余談だが、室内でも外でも声が大きな炭治郎のおかげで、家の周辺を歩くと近所の子供達から「あ!ギユーサンだ!」と声を掛けられるようになってしまって少し困っている。
冨岡は軽めの二日酔い及びあの濃い面子と共にいた疲労によりなかなか布団から出られず、炭治郎が寝室に来るのを待つ。
「ぎゆ〜さん!おはようございます!あのっ、あの!昨晩の事ですが!」
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