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    Kmy359

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    Kmy359

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    仔犬妄想のあれこれ

    惇々妄想いつものように曹操の部屋で一夜をあかす夏侯惇
    (そろそろ支度をせねば…)
    と曹操を起こそうとした時にあるはずのない温かみともふもふとした感触を感じる
    夏侯惇「」
    布団をめくるとそこには一匹の子犬
    静かに狼狽える夏侯惇の気配を感じて
    曹操も目を覚ます
    曹操「…夏侯惇…産むなら跡継ぎにしてやりたかったがこれは…」
    夏侯惇「言ってる場合か こいつ何処から入ってきたんだ」
    曹操「…おまえが招き入れたわけではないのか?」
    夏侯惇「する訳ないだろ…」
    曹操「その割には随分と懐いているな…私に」
    夏侯惇「おまえの犬じゃないのか?」
    曹操「嫌いではないが…面倒を見ている余裕が私にあるとでも?」
    夏侯惇「…とりあえずこいつは俺が連れていく。お前は支度を急げ。」
    曹操にしがみつく仔犬を夏侯惇が連れていこうとすると全力で泣き出してしまう
    「キャンキャン!クゥーン」
    夏侯惇「くっ…静かにしてくれ」
    曹操「そんなに私と離れるのが嫌か…随分と愛い所があるようだ」
    夏侯惇「ならお前がなんとかしろ!おれはい加減戻る」
    そういって部屋を出ていく夏侯惇
    曹操は残された仔犬を抱き抱え
    「みたか?ああやってヤキモチをやくのだ彼奴は…だからついからかってしまう」
    といたずらっぽく笑い仔犬の頭を撫でてやる
    仔犬は嬉しそうにその手を舐めしっぽをふっている
    「お前…よくみるとどことなく惇に似ているな」
    その言葉に仔犬は嬉しそうに「わん!」と返した。

    朝食を終え執務室ち向かう曹操のあとをぽてぽてと仔犬はついてくる
    執務室にはいり書簡に目をとうそうとした時仔犬がいない事に気づく
    曹操がふとあたりを探してみると
    仔犬は執務室の入口に大人しく座っている
    その姿をみて「ほう…」とすこし考え
    「大人しく出来るなら中に入っても構わん」
    と仔犬に告げると仔犬は嬉しそうにしっぽをふり、部屋の中に入っていった。

    いつものように書簡に目を通し部下たちからの報告に耳を傾ける曹操
    いつもと違うのは足元に仔犬が丸まって寝ている事
    そして曹操の雰囲気がいつもより柔らかい事

    昼食は軍部の報告会をかねて
    郭嘉、賈詡、荀攸、荀彧ら軍師と
    夏侯惇、夏侯淵、の古参武将達で会食の席を設ける事にした。

    郭嘉「おや?その子は」
    荀彧「新人にしては随分とお若いですね」
    曹操がいつになく穏やかな表情で仔犬が己の膝に乗る事を良しとしているさまを荀彧は微笑ましく見ている
    曹操「いつの間にか私の寝所に潜り込んでおってな…今朝からずっと離れんのだ」
    賈詡「典韋殿の警備をすり抜けるとはなかなかやりますな」

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