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    dom387676

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    dom387676

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    (朝にポストした話の)導入部分

    注意!!!
    tkhrと烏★と満★が含まれています

    【注意書き】
    最後あたりたかはしがキレてるのは
    せーめーがはるあきの大切な子だから、ズルい手をせーめーに使うのは=はるあきさんを傷つける事だと理解している忠犬のたかはしですから・・・ごめんね・・・・

    もっとたかはし→はれの愛情やら執着やら、、、そういったもののごった煮部分を増やしたかったけど…私が胃もたれしそうで無理でした!!!チキン!!!

    ***************


    ★同居までのエトセトラ★

    「退院で大丈夫そうだね」
    顕現をしてから僕の主治医になった百目鬼のたかはし明先生はにこやかにパソコンの画面上に現れる様々な数値結果を見ながら言った。
    「そう、なんだね」
    「うん。特に問題点は見つからないし。まぁしいて言うならば痩せすぎな上に婦人科分野については人間のお医者さんにも診てもらった方がいいとは思うけどね」
    紹介状は書くから、まぁ、夏休みにでも行って来たらどうかな?んで?ほかに何か気にかかることは?何でも言ってくれても聞いてくれてもいいんだよ。なんてディスプレイを見ていた姿勢からぐるりとワーキングチェアの回して対面する形で続けらる問診は流石にこの道を長くやっていた人(妖怪)だな。と思う。

    『ちょっと・・・うん・・・結構マッドだけどね。でも明君はすごいんだよ!』なんてきらきらした笑顔で言っていたはるあきの眼は確かだったし、だからこそ苦しいな、って思った時には過去の自分であれば何の価値もないと捨てていた謝罪が口から転がり落ちていて。


    「ごめんなさい」
    「ん?何が?」
    もしやせっかく治療したのに、また無理しようとしてるのかな?それは僕でも怒るなぁ~なんて冗談めかして口調なのに怒るのキーワードのところだけはやけにひんやりしていたのが上手いなぁ、と思いながらも、否定をするために首を横に振ってから

    「いいや。無理はしないしできないからね。そうじゃなくて・・・・・今後ははるあきの寮で厄介になる事が決まっちゃったからね。恋仲の君には不便も掛けるかもしれない」
    本当なら毎日でも会いたいでしょ?と続ければ、目の前にはさっきまでのお医者さん然としていた時とは全く違う表情をしているたかはし先生は「え?・・・」
    なんて声を零してから顔を真っ赤にする姿に僕も思わず首を傾げてしまう。

    (何か?おかしなことを言っただろうか?)

    思わず虚空を見上げながらも思い出すのは、僕のお見舞いと称してはるあきが来るたびに二人がドロドロに甘い世界を漂わせている二人。

    僕をないがしろにするわけじゃないそれはただただ「会えて嬉しい」っていう恋人同士としては当たり前の感情の発露だし、それをたかはし先生という人間性を照らし合わせたら


    「はるあきは本当にかわいい子だから、一分一秒でも一緒に居たいだろうな、って思うし」
    「ぴゃ」
    「先生もはるあきも立場があるからね、それこそむつみ合う場所なんて限られてしまうだろうし」
    「きゃっ」
    「それにはるあきは人たらしすぎるからね・・・うん。そろそろ結婚を考えてるとしたら同棲だって視野に入れるかな?」
    「ひゃ!」
    「ああ、それに」
    「もういいよ」
    「?間違っていたかな?」
    「・・・僕が間違ってるって言えないのが君の怖いところだよ」

    顔を片手で覆いながらも、うまく隠していたのになぁ、なんて呟いたたかはし先生だけど

    (隠してた???)

    「あんなに砂糖と蜂蜜とアガペーをドロドロに煮込んで濃縮還元しちゃってた瞳だったけど?」

    と言えば

    「オーバーキルは止めて」と言われた。
    解せぬ。

    ************

    「だからね。」
    「まだ続けるのかい」
    「うん。はるあきを心底愛して大切にしてくれるたかはし先生には情報提供をしておこうと思って。」
    「ぐっ・・・急に刺してくるの止めて」
    「??。」

    あらら。ちょっと立ち直りつつあったのに、また片手で顔を隠してしまったたかはし先生に(ちょっと何言ってるか分からない)と(まぁいいか)になるのは診察時間もこれ以上延長させてはいけないという考えが合ってのことだよ。あとはるあきがお迎えに着ちゃうからね。

    さておき

    「・・・もし君とはるあきが同棲をすることになったら遠慮なく言って欲しいんだ」
    「そしたら君はどうするの?」

    戸籍もない上にこの時代の知識も薄い
    昔のような退魔の力も、未来を見通す力もない
    外見年齢だけを見れば10台中盤と言えるのがいいところの、しかも性別は女にまでなっていては腕力や体力面でも心もとない。

    たかはし先生のひやりとした声は、(そんなことも分からない君じゃないでしょう)と暗に伝えていて。

    「・・・・・ふふ。心配してくれてありがとう。でもね、でも僕にも仲間もいるからね」

    そうなのだ
    すくなくとも頼れる仲間は居る。仲間、と言っていいのかどうかは微妙だけれど・・・なんならまだ千年前の事を怒ってるのかもしれないけれど。

    掌の隙間からちらり、と僕と視線を合わせるたかはし先生の眼は見極めるような視線。

    「仲間って、ああ。学園長先生と先生の事かな?」
    「うん。」

    そうなのだ
    本当だったら、新婚家庭(予定)のカップルのところに転がり込むよりも、千年来の友人を頼るべきだと思う.
    しかも本人たち曰く『まぁ、お前がどうしてもって言うんだったら俺の家でどうせi、、おっと。間違えました。同居をすればいいだろ』やら『僕もさぁ、そろそろ復職するから扶養家族が一人くらい増えても大丈夫だよ』らしいし、同居?するための手続き書類だって手渡しされたくらいだから・・・まぁ・・揶揄ってるわけでもないのだろうとちょうど持っていた書類を横に置いてあった帰宅用バッグから取り出してたかはし先生に「これなんだけどね」と手渡しをすれば

    「ふ~~~~~~~ん・・・・」
    「何か某の書き方が間違っていたかな」
    「いや。それはないけど。ねぇ君はこの書類を同居するにあたり必要な書類だって思ってるんだよね?」
    「そうだね」
    「・・・そっか。まぁ間違いじゃないけどさ。ねぇ、これは一時的に僕が預かってもいいかな?君の主治医としてとはるあきさんの恋人として、ね」

    にっこりにこにこと笑っているのに有無を言わせない姿勢と、そもたかはし先生が主治医として必要だというのであればそうなのだろうと了承を示せば

    「ふふ。さあ、てそろそろはるあきさんがお迎えに来るから、・・・あぁ、今日はちょっとだけはるあきさんともお話したいからいったん病室に戻っていてくれるかな?」
    「うん。どうぞ、ごゆっくり」
    「ふふ。ありがとう」

    だから、その後の二人の話を僕は知らないけれど
    二人が笑ってればいいな、とは思うのだ。

    ****

    後日談として
    たかはしは「はるあきさんも、せーめー君も僕の家に住んじゃえばいいんじゃない?セキュリティも万全な上に、僕もお兄さんと同棲したいしね」って言いだす






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