孫バトル覚え書き「あ、おにーちゃん。これ、ヴィントに持ってったげて。お庭の隅っこに座り込んで何にも食べてないから」
「なんで僕が」
「今日のお葬式で一番大変だったからね、偉い人にいっぱい挨拶させられてたでしょ。美味しいやつ選んできたよ!これがスズキのパイで、これが子牛の…」
「お前が持っていけばいい」
「シア今忙しいもん、こう見えてもけーびたいちょーなんだから」
「コルウス、私からもお願いよ。周りに不審者が居ないか、この子にずっと見てもらってるの。今日は先帝陛下だけじゃなくて、共和国の重鎮の方々もいらっしゃるからね。何かあれば大変なことになるのよ」
「ミスイでもコクサイモンダイになるんだって。シアはキョーワコクの人がどうなっても別にいいって思ってるけどね」
「そういうことを言わないの」
「あとね、バンおじいちゃんの遺言でご指名なんだって」
***
「何すんだ!!」
「爺さんの遺言だよ。俺の葬式で辛気臭いツラしてるやつはぶん殴れってさ…ヘラヘラ笑って気持ち悪い受け答えしやがって、俺と爺さんは違う人間だ、知ったことかって言えばいいだろうが!」
みたいなやり取りから取っ組み合いの喧嘩→ゾイドバトル→台無しみたいな流れなんだと思います。博士は辛気臭いって言うより、まあ派手だからええかな…って