Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    fuyutatin

    @fuyutatin

    無断転載・AI学習禁止です

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 6

    fuyutatin

    ☆quiet follow

    景高妖怪パロ!!!
    小説じゃなくてネタのメモです!!長すぎるからTwitterに載せられなかっただけなんで、ほんとに整えてないからとっちらかってます!!

    ある日高明が車を走らせていると、風景に違和感を覚えた。いつも通っている道のはずだが。そういえば車も自分以外走っていないような…。気味の悪さに車を止め、外に出ると「そこの」と声をかけられた。見知った声だった。振り返ると、そこには着物を着た弟が立っていた。
    「景光…?」思わず名前を口に出すと、弟に似た人物は首を傾げた。「誰と勘違いしているか知らないが、それは俺では無いよ」先程は"何故か"気付かなかったが、よく見ると狐のような耳と九尾の尻尾がついている。「君は…」「アンタは見たところこちら側に迷い込んできたようだ」「こちら側?」「彼岸ってこと」まあ、ここは狭間だけれど。と狐の男は言った。男は高明をじっと見て、「ついてきな」と歩き出した。言う通りにすべきか決めあぐねていると、「そこにいたって帰れねえよ」と急かされ、とりあえずついていくことになるんすよ!!今さらですが、えっちなはなしではないです。

    とかなんとかあって、狐の家に来させられる。そこで色々話をしていると、わりかし気に入られてしまうんよな。高明も高明で弟の姿の男に警戒心をゆるめてしまっているんですよね。
    で、帰り方を聞けば、帰るには道標が必要とのこと。「道標とは?」「もうすぐやってくる」やってくる?高明がきょとんとしていると、遠くから「兄さん!」という声が聞こえて(しかも発砲音もする)、狐の男は「ほらきた」と笑うんですよ。高明のそばにやってきた景光は目の前にいる狐の男を見て少し驚くも「俺に化けるなんて」と銃口を向ける。「化けてない。本質が"似てる"だけ」男はそう言って指をピンと弾くと、触れてもいないのに景光の銃がふっとばされるんですよね。かっけー!で、「コイツを連れてこの先にある階段をずっと上れ」と景光の後ろにいる高明に言うんすよ。「でも、コイツじゃなくて俺とここにいたほうが、お前になら何でもしてやるし良いと思うけどな」と言ったら景光が、こんなとこにいるわけないだろ!とキレてる横で高明が「私は私のいるべき場所に帰ります」と笑うんだよ。残念だ、と狐の男は降参というように手を振った。高明は狐の男に一礼して、景光と共に階段へと向かった。
    景光とはぐれないように手をつないで階段を登っていくと、だんだん眩しくなっていって、思わず目を瞑った。暫くすると落ち着いたようで、ゆっくりと目をあける。目の前には脇に停車していた自分の車といつもの景色だった。なんだったんだ。そして隣にいたはずの景光もいなかった。さっきまで手をつないでいた感触は残っているのに。
    ……白昼夢でも見ていたのか、そう思い車に乗り込むと、電話が鳴った。景光からだった。電話に出ると「兄さん無事?いまどこ!?」と焦ったような声で景光が言った。自分のいる場所を伝えると、今から向かうとのこと。「今からってお前東京じゃないのか」「あ…そうだった」高明が思わず笑う。「……笑わないで聞いてほしいんだけど、多分夢なんだけど…気づいたら見たことがない場所に立っていて、おかしいなと思って調査しながら辺りを歩いていたらさ、兄さんが変な男に連れて行かれてるのを遠くで見かけて……それで…」「でも一緒に帰ってこれただろう」「兄さん?」「景光、今からそっちに行っていいか?」「え、兄さんが?でも」「ちょうど明日は非番なんだ」「そうなの?」「夢の中の一瞬の逢瀬じゃなくて、ちゃんとお前に会いたいよ」


    これ景光生存ifじゃない場合の方が本当はわりとすきで、
    帰ってきたら隣の景光はいなくて、そりゃそうなんですよね。で、高明が車に乗ると、スーツの内ポケットに、景光のスマホをいれていたことを思い出すんです。それを手にとって、「道標、か」と呟いて、またポケットにしまい、車を走らす高明ですよ。 
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👍👍😭🙏👍
    Let's send reactions!
    Replies from the creator