約束の、その先へ目の前には一面、東京が見渡せる夜景。
空を見上げればそれなりの星空。
ここは二人で走ってる時に偶然見つけた穴場スポットで今現在、オレとマイキー以外誰も居ない。
よし、ロケーションはバッチリだ。
今しかない。
「マイキーお前が好きだ。オレとつき合って欲しい」
勢いよく振り返ったマイキーは、今ここで告白されるなんて微塵も思ってなかったらしく人生いちマヌケな顔をしていた。
告白から一週間、オレたちがどうなったかというとどうもなっていない。
フラれたのだ、オレは。
「好きだぜマイキー」
「ケンチンしつこい」
でもこうして隙あれば口説いている。全く相手にはされてないけど。
フラれはしたけど特に関係に変化はなく、マイキーは当たり前にオレの部屋に居座りベッドを占領している。
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