ふるや、ち〇こいたいってよそれは様々な偶然が重なって起きた悲劇であった。降谷のお誘いで深夜ラーメンをキメようと二人で並んで歩いていた時だ。角から飛び出し走ってきた男が物凄い勢いで鳥海に当たる。勢いを殺せなかった鳥海が隣の降谷にぶち当たり押し倒す形で倒れ込む。倒れ込んだ拍子に鳥海の膝が降谷の股間へクリティカルヒットしたまま押し潰す。降谷が声にならないような悲鳴を上げて悶絶。倒れたとき庇って背に回した降谷の腕の力が強まり鳥海にしがみついている状態になる。鳥海は察した。己の膝が降谷を瀕死状態にまでしており、いま身動きを少しでもしようものなら大事なモノが潰れるかもしれないだろうということを。
「ふ、るや、さん……私いま動いたら死ぬ……?」
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