obrqまとめ【お礼】
「えっ、これ僕にくれるの?手作り?」
「はい。ノイル監修だから上手くできました。見た目と匂いだけでも楽しめるはず!」
「わあ嬉しいなありがとう。お礼に何かしてあげるよ。嫌いな人とかいる?」
「お礼がカジュアルに物騒だなあ…」
【真相√の恋人になる前の両片想い手探りクロユヒ】
「クロードってどんな人がタイプなの?」
「そんなの聞いてどうする。俺の好みに寄せるつもりも無いだろうに」
「確かに寄せるつもりはないけど、知っておけばそういう人が近づかないよう見張ることはできるでしょ!」
「へえ……?お前のそういう負けん気の強いところ、好きだよ」
「っ……ま、負けた……」
「何がだよ」
【浮気①】
「絶対に確実に命を懸けても有り得ないけど、万一私が浮気したらどうする?」
「まず浮気相手を詰めに行くな。オマエとはその後だ」
「案外冷静だ…」
「当たり前だろ。オレは爵位持ちだからな。妻の不貞相手の処罰はオレの役目だ」
「私には?」
「オレに悪いところがあるなら直すし、改善する努力はするぜ。ただあんまりおイタが過ぎると一生屋敷に居てもらうことになるかもな」
「そうなの?てっきり離婚されると思ってた」
「実質監禁宣言されても動じない辺り、オマエってほんっっとオレのこと好きだよなあ」
【浮気②】
「俺が浮気したらお嬢様はどうします?」
「いや…浮気も何も私達付き合ってないから……」
【説得力】
「ドロシーの言葉ってこう…なんか…裏がありそうで怖いんだよね。訴求力はあるけど説得力にかけるというか」
「えー傷つきますね……説得力のあること言って差しあげましょうか?」
「切り替え早い…傷ついてる反応じゃないよね。なに?」
「死ぬ時は一緒ですよ♡」
「な、なんでだろう、凄まじい説得力」
【テンションハイな賢王カイゼ】
「この部屋にいる間君はベッドから出る必要などない、愛しい人」
「う、いやでも、服くらい着たいなぁって」
「後で最高のものを贈ろう」
「とりあえずカイゼのパジャマとかでいいんだけど…」
「それは…………なるほど。それはそれで」
「……なんかカイゼ、テンション高くない?」
「そうだな。浮かれもする。当然だろう?初めての相手が他でもない君なんだから」
【寿命差/カイゼ・ドロシー・モリィ】
「何度生まれ変わっても俺は君を見つけるし、きっと何度だって好きになるよ」
「あなたの全ては辿ってきた人生によって作られた唯一無二のものです。例え魂が同じだろうと別の人生を歩んだあなたはあなたじゃない。絶対に今目の前にいるあなたを手放しません」
「死ななきゃ解決するよね?」
【倦怠期終了】
「モリィさん最近冷たいです…」
「そう?」
「冷たいです!めちゃくちゃ厳しいですし本当は私の事嫌いなんじゃないですか?ちょっと好きって言ってみてくださいよ!」
「愛してるよ」
「1を求めたら100で返された…………」
【モテ期】
「クロード先生って無駄にモテるのにまったく遊ばないよね。なんで?」
「恩師に向けて何てこと言うんだお前は」
「だってこの間もキレーなお姉さん達に取り囲まれてたのにボクを盾にして逃げたし。あの後振り切るの大変だったんだからね」
「それはすまん。まああれだ、俺は田舎育ちだからさ。周りがすぐ結婚しろってうるさいんだよ。だから本命以外とは付き合わないって決めてる」
「えっ重……先生本当に10代?逆に不健全だよそれは」
「おいコラ」
【何でもいいは何でもよくない】
「先生はまず外向けの身なりを整えたほうがいいと思う」
「何だよ突然。服は毎日洗ってるだろ」
「と、いうわけで適当に数着見繕ってきました。この中から好きなの選んで」
「用意がいいな。適当に決めていいぞ」
「自分のことになるとほんとズボラだなこの人…えーじゃあこれは?」
「いいんじゃないか?」
「これは?」
「何でもいいよ」
「これはどう?」
「それはちょっと」
「何でもよくないじゃん!」
【動物に例えると】
「私を動物に例えたらなんだと思う?」
「ふむ……(犬……?)」
「あー……(犬だな……) 」
「うーん……(犬でしょ)」
「そうですねえ…(小型犬っぽいような…)」
「強そうな動物じゃね?」
「例えば?」
「…………犬とかか?」
「「「「そう、犬!」」」」
「!?」
【結婚に必要なもの】
「俺、ユヒルさんと結婚したいんです」
「そうか」
「その為に必要なものは全て揃えたつもりです。指輪、結婚費用や生活費、新居、式場諸々……あと何が必要でしょうか。墓?」
「本人の同意じゃないか?」
【結婚に必要なもの②】
「え?ふふ…」
「そんな見当違いのことを言ったみたいな反応をするな。貴殿とユヒルは恋人同士なのだろう?貴殿一人で先走ってどうする」
「正論言うじゃないですか。まあそれはさて置いといて」
「さて置くな」
「それで、あとは何が不足してると思いますか?同じ女性目線でグリンダの意見も聞かせてくださいよ」
「倫理観だろうか…」
【三度目の正直】
「ノイル、あとでギュッてしてあげるから棚の上のやつとって!」
「へーへー」
「わー! シーツで前が見えない!ノイル助けて!お礼にキスでも何でもするから!」
「ったく、しかたねーの」
「……はー、ありがとうノイル、助かった」
「貸一つな。ところでユヒル」
「ん?」
「……そろそろ本気にするけど、覚悟はできてんだよな?」
「えっ………………え?!」
【狭い箱に閉じ込められるやつ】
「ユヒル?大丈夫か?」
「あ、う、うん、大丈夫………………」
「本当か?どこか痛めたんじゃないか?ほら、こっちを見てくれ。どうして顔を背けているんだ」
「…いや、その待っ……カイゼ、近くて……照れるから……あんまり見ないで……」
「……(真っ赤になってる…ふふ、半泣きだな……かわいい)」
「何?え、なんでそこで真顔になるの?」
【狭い箱に閉じ込められるやつ②】
「この体勢は少々辛いな。場所を入れ替えても構わないか?」
「あ。ごめん、そうだよね、どう……ひゃっ!?」
「…うん。君が上に乗ってくれた方が楽だ」
「わ、あの、えっと、カイゼ?私重くない?嫌じゃない?」
「いいや?むしろ君が不快なら止めるが」
「ううっ……嫌なわけないよ〜」
「ははっ本当に可愛らしいな君は」
「も〜!カイゼってば」
「なあ、これ助けいらないやつか?」
【好きなとこ】
「君は何故ドロシーを選んだの?幸せにしてくれそうだから?」
「…幸せにしてくれそうな人かは置いといて」
「置かないでください」
「私は幸せにして貰いたいんじゃなくて、この人となら不幸になってもいいと思ったからドロシーを選んだんだよ」
「……ドロシーは?」
「聞いてたら分かるでしょう……」
【引っかかってはいけない男NO.1】
「あの距離感で優しくされて、からかわれて、女性なら絶対勘違いしちゃうよ……どうしようモリィ……」
「ああいう手合いは無差別だから……今のうちに撤退した方がいいよ」
「そ、そうだよね、一時の気の迷いってことで……」
「二人揃ってコソコソ内緒話か? 妬けるな」
「で、出た…!」
「うーんダメだこりゃ」
【愛の重さ】
「なあユヒル、お前俺の事どれくらい好きなんだ?」
「えっどうしたの急に。甘えたい気分?ええっと……この世の誰より大好きだよ」
「俺と世界ならどっちを選ぶ?」
「(既に恋人と元の世界を天秤にかけて恋人を選んだ相手に対してすごいデリケートなこと聞いてくる……)クロードに決まってるよ!」
【恋人であることを証明しないと入れない店】
「キスしろ?手とかでいい感じか?」
「わあ、ノイル紳士っぽい」
「お、通された。……いや通すのかよ!」
「何?!なんでガッカリしてるの?」
「普通手じゃなくて口にしないといけないとかってお決まりだろ!」
「……したいの?」
「すげぇしたい」
「私もしたい!」
【ハッピーバースデー】
「誕生日だから叶えられる範囲でなんでも一つお願い聞きます!」
「僕相手にそんなこと言っていいの?じゃあ……今日はいつもより沢山、僕の事考えてよ」
「それは…無理かも…」
「ええ?何で?」
「だって……もう十分、気がついたらモリィさんの事ばっかり考えてるのに。これ以上は無理です……」
「………かっわいい」
(モリィさん、気持ちが声に出てる…珍しい…)
【愛が重い男】
「あいつは……こう、一人で生きられるタイプのやつだろ」
「そうだね」
「そんな、本来俺の手を取ることがないようなやつが、俺を頼るのがたまらない。正しく世界で唯一頼れる相手に俺を選んでる。精神的に強いあいつがどうしようもなく脆くなる世界に、俺がいる。そんな奇跡があるか?絶対に手放せない」
「重いなあ…」
【愛が重い男②】
「普通にあの子がこの国で生まれて家族もいる子として存在してたら付き合って無かったの?」
「どうだろう。そもそも、その場合あいつが俺を選んだかな…」
「……あー。なんとなく言わんとすることがわかった気がする。まあ、運命の出会いってことにしとこうか、ね。ごめんごめん、元気だしなよクロード」
「俺にはあいつだけだしあいつにも俺だけだよな。うん、そうだよな……ははは」
「うーんやっぱり重い」
【願い星】
「あ、ユヒルさん。流れ星が」
「えっどこ?」
「残念、もう消えちゃいました」
「あー惜しい…お願いしたかったのに」
「俺が代わりに聞いて差しあげましょう。さあお嬢様、何をお望みですか?」
「じゃあ…………ドロシーとずっと一緒にいられますように?」
「う、ぐ……そうですね、確かに、その願掛けは俺にしか叶えられませんね……そう来ましたか…………」
「ふふっ」
【サスペンス】
「犯人はあなた達の中にいる!」
「…だそうですけど。どうします?」
「じゃあ犯人だと思う人を一斉に指差して決めるのはどう?」
「冤罪かかってんのに呑気すぎねえ?まあやってないからいいけどよ」
「はい、じゃーせーの」
「…………」
「き、綺麗な五角形!」
【サスペンス②】
「えーと、カイゼがドロシーで、ドロシーはモリィで、モリィはノイルで、ノイルはクロードで、クロードはカイゼ……」
「皆さん完全に独断と偏見で選びましたね」
「うん、君も人のこと言えないよね」
「いや何でオレなんだよ」
「それを言うなら俺だって心外だぞ」
「俺もだ」
「…真面目に犯人探そっか……」
【円滑なコミュニケーション】
「この面子もだいぶ賑やかになったよな」
「それもこれもお嬢様という起爆剤が投下されたおかげですかね」
「褒めてんのかそれ?」
「もちろん褒めてますよ。ねえお嬢様?」
「そう、かな?よく分かんないけど私起爆剤より潤滑油になりたい」
(ユヒルさんが就活生みたいなこと言ってる…)
【見ていたい】
「オッサー。お嬢様を1秒たりとも見逃したくないので王城の執務室にお嬢様専用エリアを設けたいです」
「…………あー、うーん、アンタの気持ちも分かるが、」
「宥める為の枕詞じゃないですか。あなたに分かるわけないでしょう」
「アンタの気持ちは全く分からないが俺の気持ちなら分かる。沽券にかかわる。やめとけ」
「取り繕うの止めるの早すぎでは?」
【蚕】
「美人を蝶に例える話はあるが蛾に例える話は聞いたことがないな」
「確かに。私蛾だったら蚕が好きかな。白くてふわふわで可愛いし」
「へえ、奇遇だな。俺も同じこと思ってたよ」
「クロードも?」
「俺がいないとやってけなそうなところとか、お前にそっくりで愛着が湧く」
「そ、そっかあ…(目の奥が暗いのは気のせいかな…)」
【確信犯】
「今日こそカイゼに言いたいことがあって…」
「えっ…何を怒ってるんだ?そんなに眉を吊り上げて…何か気に障ることをしてしまったか?」
「…カイゼのキスが、毎回、その……き…………気持ちよすぎるの!」
「えっ?」
【確信犯②】
「そう…なのか?それは…いいことなんじゃ?」
「いいけどよくない。…………何か、こう……ダメになりそう!」
「…………ふむ。じゃあ、どの辺がダメになりそうなんだ?教えてくれ」
「どのって……ま、まず口開けさせようとして耳とか首撫でてくるのが、その……ぇ…ぇっちすぎるというか…」
「うん、他は?」
【確信犯③】
「し………………舌、入れた時に、先っぽどうしびとってしたまましばらく止めてじっと見てるのも、緊張しちゃう…」
「それだけ?」
「あ、う…………その後、ちゅうって舌吸って、今からいっぱい気持ちよくさせられちゃうんだって、そんな、せ、宣言してる、みたいな」
「………………ふふ。そんな風に思ってたのか?」
【確信犯④】
「キスの度にそんな事を考えてたなんて、君は愛らしいな」
「絶対言わせたでしょ?うぅ、ズルい……カイゼのせいなのに……」
「ああ、そうだな。ぜんぶ俺のせいにしていい。…………それで、ユヒル。俺とキスするのは、嫌か?」
「〜〜っ嫌じゃないです!」
「ありがとう。嬉しいよ」
(か、敵わない……これが惚れた弱み…………!)
【歯医者さん制度】
「歯医者さん制度の導入の検討をお願いしたく…」
「……何ですって?」
「つまり、その…痛いとかじゃなくて、むり、とか、ちょっと待って、とか、今はだめ、とか、そういうときにですね、当方といたしましては、僭越ながら右手を上げさせていただきますので、ドロシーにおかれましては、それをなんかいい感じに、ご斟酌いただければと…」
【歯医者さん制度②】
「はあ、構いませんが…」
「あの……えっと、だから……嫌なわけじゃないのに嫌って言っちゃうの、私も地味に気にしてるの。ドロシーに傷ついてほしくないし」
「傷ついてませんよ。いやいや言ってるのを聞くのも好きですし」
「そっ……そうですか……」
【歯医者さん制度③】
「……つまり、『いやじゃないけどお願いだからちょっと待って』というとき専用のサインを決めておきたいという、そういうことです……よろしいでしょうかっ?!」
「よろしいですよもちろん。ところでさっきからこちらの加虐心が刺激されるのであまりビクビクしないでもらえると有り難いのですが」
「いやもう今いいからそういうの〜!」