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    kasaku

    🚨なんでも
    会社のルールの穴を突く‼️キュアかᩚきᩚちᩚ‼️

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    kasaku

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    時間軸は先の大戦から数年後の話
    ホは羽有り職業ヒーロー、炎は頑張って超回復腕あり離婚済み職業ヒーロー。炎ホ付き合ってる前提、多分付き合って2〜3年くらいの空気感。ややプロットのままですが尻叩きで冒頭だけふんわり、、😁

    尿道責めしないと出られない部屋の冒頭 目を開けると知らない場所にいた。
     真っ白い壁紙の部屋に真っ白いドアが二つ。広さは八畳ほどだろうか。窓すらない殺風景な壁にはエアコンが一台ついていて、涼しい風を吐き出すと同時に小さく無機質な音が聞こえる。俺が座っているのはふかふかの大きなベッドの上であとはウォーターサーバーと冷蔵庫、ドアの上の電光掲示板が目視で確認できる。パッと見た感じ人が住むにはあまりにも簡素、というか色んなものが少しずつ足りないような部屋。そして剛翼を持ってしても外からの音が一切聞こえないという異質さに緊張が走り息を飲む。
    「おい」
     どうにか外の音を拾おうと集中していたから、突然真隣から飛び出してきた聞き覚えのある声に心臓が大きく跳ねた。
    「え、ンデヴァー、さん」
    「……どうした」
    「いえ、びっくりしただけです。というかなぜあなたが」
    「分からん。気付いたらこの部屋にいた」
    「……俺と同じですね」
     別に眠っていた訳でもないのに。さっきまでエンデヴァーさんのパトロールに付き合って一緒に街中を見回っていたと思う。その途中俺のファンらしき市民にファンサをして、それから本当に気付いたら、瞬きをして目を開けた次の瞬間にはここにいた。
    「なんでしょうね……ひとまず出ましょう」
    「あぁ」
     目につくドアの内の一つを開けるとそこはユニットバスだった。トイレも風呂もあるならギリギリ生活できそうだな。そう思いながらも用がないのでドアを閉め、もう一つのドアを開けようとした。が、ドアノブはビクともしない。
    「……?」
    「どうした」
     少しも動かないドアノブと格闘する俺を見兼ねてエンデヴァーさんがやってくる。動かない、と目配せをした後交代したがエンデヴァーさんのパワーを持ってしても動かなかった。
    「……ダメだ、動かん。仕方ない。ホークス下がっていろ」
     素直に下がるとエンデヴァーさんはドアや壁に向かって技を繰り出すが、どういった原理なのか傷一つ付けられない。
    「……誰かの個性ですかね」
     いわゆる個性事故というやつだ。一般市民の個性暴発か、または敵の意図か。どちらにしろここから外の音も拾えない、厄介な個性だ。一旦お手上げだなと再びベッドに座ると、目の前のドアの上についてる電光掲示板が光っていることに気付いた。
    「エンデヴァーさん、これ見てください。さっき見た時は光ってなかったと思います」
    「む」
     規則的にピカピカ光る電光掲示板を大の大人二人して真剣な顔で見つめる。すると段々文字が浮かび上がってきた。
    「〇……〇、し……ないと、出られない……部屋?」
    「〇〇しないと出られない、とはなんだ?」
    「さぁ……。〇〇に入るお題がこれから出てくるんじゃないですかね」
     なんて間抜けな会話を交わしながら画面の文字を見つめていると、予想通り画面が切り替わって新しい文字が浮かび上がる。
    「尿、道……責め…………」
     ……尿道責め?え……まさかこれって今巷で噂の『セックスしないと出られない部屋』の亜種かなにか?いやでも尿道……え?
     困惑していると下の方に小さく『アシスト付き』と『達成条件:50回』という謎の文字列が追加される。っていうか、尿道責めって。
    「いやいやいやさすがに頭悪すぎでしょ。なんですかねこの変なお題。エンデヴァーさん、無視しましょう」
     焦って早口になる俺とは反対で、エンデヴァーさんは至極冷静だった。
    「だがどの攻撃も効かなかったぞ。この指示通りにしないと出られないのではないか?」
     なんでこんなに落ち着いてるんやろか、こん人。
    「仮にそうだとして、なんです?エンデヴァーさん俺に尿道責めしたいんですか?」
    「お前がされる側でいいのか?」
    「質問に質問で返さないでください。でも万が一することになったら俺が受けて立ちます」
     エンデヴァーさんは持ち前の天然を発揮していて話にならないどころか、いそいそと俺のヒーロースーツのアウターを脱がせてインナーを捲る。
    「ちょっ……と、待ってください!まだやるとは言ってません!」
     もしかしたら俺たちをここに閉じ込めた犯人が見ているかもしれない。そう思うと嫌悪感が勝ってしまい、目の前に迫る巨体の肩を力いっぱい押し返す。いくら付き合っている恋人とはいえ、こんな訳の分からないところでエロいことなんてしたくない。そんな俺の抵抗に全然引かないエンデヴァーさんは、その大きな背中を丸めて少ししょんぼりとした雰囲気で俺の顔を覗き込む。
    「やさしく、する」
    「…………そういう問題ではなくてですね、」
    「たのむ」
    「…………………………分かりました!本当に!優しく!お願いしますよ!」
     そんな叱られた犬みたいな顔するなんて、ずるいでしょ。俺はあなたのお願いに弱いから、頼むと言えばそれを断るはずないと分かってるんだろうな。別にそれでもいいけど。
     優しくするなんてたかが口約束。黙って反故することだってできるのに、真面目なあなたはきっと言葉通り優しくしてくれるんだろう。
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