Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    gorogoro_giri

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 24

    gorogoro_giri

    ☆quiet follow

    「落涙」のジュオイン♀が霊基異常でうっかり出て来てくれないかなの落書き3

    青天白日「霊基というやつ自体に損傷は無い。形が異なるだけで中身は同じ、と言えばわかるか?異常しか無いが戦闘には問題無いぞ」
    しれっとそんな事を言われたが、藤丸は出来る限りインドラとアルジュナ・オルタを会敵の少なそうな配置にしてこの特異点を回っていた。それでも限界はあるもので、雨に降られていた一行は視界の悪さや足元の泥濘等苦戦しながら戦闘していた。
    大型のエネミーを倒した後に出現した数えきれない程のエネミー達は、一体一体はそれほど手こずる相手では無い。数が多すぎて皆息切れし始めた頃、見てられん、と手を掲げたのがインドラだった。
    「出力がわからんな……アルジュナ、マスター殿の耳と目を塞いでいろ。直ぐ終わらせる」
    「泥に足を?」
    「後で洗ってくれるんだろう?」
    神々の間にそのような会話があって、藤丸はアルジュナ・オルタに抱え込まれた。音と光が遮られたので何が起きたのかはわからない。ただ聞こえずとも大地が震える程の何かがあった事はわかった。
    「よろしいですよ」
    アルジュナ・オルタから解放されると、周囲に敵エネミーの姿は無く、ぽかんとした様子の――耳と目をやられている様子のサーヴァント達の姿があり、空の雨雲は散り散りになっていて、大地に穿ったような跡がちらほらと見つけられた。
    次からは、前衛!
    藤丸はよしと頷いてぽかんとしたままのサーヴァント達を起して回った。拠点に戻った頃にはインドラは綺麗な足をしていて、アルジュナ・オルタの腕の中で遅かったなと出迎えてくれたのだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💴💴❤💖💘
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    gorogoro_giri

    DOODLE酔っ払いなイ神と苦行を強いられているジュオのジュオイン ※イ神が相当にだめ(方向性はわがままプリンセス)
    うるうるでとろとろ「アルジュナ……♡」
    旋毛に顎を乗せて、うっとりと抱きしめて。かと思えば頭に頬擦りして、顔を撫でて、耳元でかわいいなと囁いて。――絶対に後で苦行だったと言う。アルジュナ・オルタは心に決めた。酔ったインドラが自分にどんな苦行を強いたのか、必ず伝えてみせるのだ。
    アルジュナ・オルタの自室にインドラが訪ねて来るのは実は珍しい。普段はアルジュナ・オルタの方からインドラを訪ねているし、穏やかに過ごす事も無くは無いが、自然ベッドに向かう事も多い。そうなるとやはりインドラが自分のために誂えた大きなベッドの方が無理が無く、ならばと逢瀬にはインドラの自室を使う事が殆どだった。
    インドラは自分から甘える事が苦手なのかもしれないとアルジュナ・オルタは考えていて、己の立場だとか、そもそも父である事だとか、アルジュナ・「オルタ」の複雑な背景だとか、後は性格だとか。構って欲しい時も口にする事はせずにこちらを目だけで伺っているだけで終わるような。察するに遊び上手の癖に恋をするのが下手なのだ。自分だってそんな記憶は遠すぎて作法のひとつも思い出すのには苦労するが、インドラのそれとは桁が違う。
    2385