二年参り目の前1m先に推し事務所のアイドルがいた。
具体的に説明すると、友人と二年参りの参拝にきた神社の境内ですし詰め状態で並んでいたら前の列の二人が315プロの猫柳キリオくんと清澄九郎くんだった。
待って待って、本当にこんなことってあるの? 初夢? だとしてもめっちゃ縁起良すぎて怖い。あ、これ今年のチケット運全部使い果たしたな、と激しく動揺しつつ、ハッと一緒に参拝に来ていた隣の友人の存在を思い出した。
私は友人の強烈なプレゼンで最近315プロに興味を持って箱推し気味にライブに行く程度の、言ってしまえばまだまだ歴の浅くゆるーい新参ファンだ。今も心臓はバクバクと高鳴りテンションも爆上がりしているが、それでもまだ何とか人の形を保っていられる。だが私の隣にいるのは私に315プロを強烈にプレゼンしてくれた友人その人だ。「315プロ? 最近名前聞くよね。ユニットはわからないけれどこの前流れた新曲ちょっと気になったよ」とうっかり興味を示した私をライブDVD漬けにし布教用だからとCDを全種類送りつけ、315プロがどれだけエモいかというプレゼンを切々と語ってくれた友人だ。今日の二年参りも『夏の315プロドーム公演のチケット、二人分ご用意されるように得を積みに行こう!』と彼女が発案したものだ。
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