『ボーナスでクッキー買う』++++++ たけのこさん
『ボーナスでクッキー買う』
今日もなんて事ない、取るに足りない日常が続く。
つまらない私の生活だけど、唯一それを彩ってくれる魔法がある。
それが今日出た「ボーナス」!!!
口座に振り込まれたいつもより大きな数字を見て私は口元を緩ませた。
何買おうかな!思わずルンルンでデパートまで来ちゃった!あっ!美味しそうなクッキー!店員さん!これ下さいー!!クレカで!
店員「5億です」
私は借金を返済できず、マグロ漁船に突っ込まれた。
++++++ いとま
マグロ漁船につっこまれた私はとりあえず真面目に働いてみた。
ただ、正直面倒だったので、漁船から逃げ出して漁船から海に飛び込み逃げ出した。
必死に泳いでいると漁船から追われることもなくなり、
気付いたらしらない島に流れ着いていた。
++++++ ちみにぃさん
ここはどこだろう。
島だ。
それはわかる。
それしかわからない。
マグロ漁船で働いている間に培った体力で、泳ぎに泳いだ。時には流されたかもしれないが、ひたすらに泳いだ末にたどり着いたこの島だ。もしかしたら、
漁船が追ってこなくなったのも、領海を出たためかもしれない。
流れ着いたこの海岸から見渡す限り、人の気配はない。というか人工物が一切見えない。
これはあれか。無人島というやつか。実在していたのか。
──帰れるんだろうか、文明に。
++++++ くるるさん
「だなも」
「誰だ?」
「胡散臭いたぬきだなも」
アロハシャツを着たたぬきが札束で顔を仰いでいる。
「たぬきがなんのようだ?」
「この無人島を開拓する権利を売ってやるだなも」
「無人島? 貴様は何者だ?」
「たぬきは人ではないだなも」
「ふっ、そういうことか。幾らだ?」
「特別にお前の魂でいいだなも」
たぬきは魂狩りの鎌を取り出すと、たけのこに目掛けて振りかぶる。
「ちっ、マッドハッター共の手先だったか」
「だなも。たぬきはばかしあいで負けたことがないだなも!」
たけのこは手に持っていた丸太を振り回し、狸を追い払う。
「長さなら負けてない」
「たぬきだから銃も撃てるんだなも」
たぬきの懐からカラシニコフが顔を覗かせる。
「アデューだなも」
++++++ ゆうりさん
※以下思いつかなくて童謡「しょうじょうじの狸ばやし」の替え歌を提供します。 しょ、しょ、しょうじょうじ、しょうじょうじの庭は♪ ち、ち、血だらけ、みーんな出てこいこいこい♪ たぬきのともだちゃ、カラシニコフとはなんぞや、ポンポコポンのポン♪ む、む、無人島、無人島の広場♪ ち、ち、血だらけ、なーんも思いつかなない♪ 助けてほしいよ、ポンポコポンのポン♪ おーしーまーい