アオハルな2人「(手を繋いだり
隠れてキスするようにはなったが…
そっから先が進まねぇ〜(ムラムラ)
キスだってちょっとして終わってしまうし……コラクスは……してぇって思わねーのかな……)」
付き合って幾分かたった2人。そんな中、ニルは己の欲求に頭を抱えていた。
後日。いつものようにこっそり隠れて軽いキスをする2人。悶々としたニルは、閉じた彼の唇をペロリと舐める。
「ニル(ドキドキドキドキ)」
「い、嫌か……」
いつも強気なニルは少ししょげて様子を伺う。
「そ、そんな事ないよ」
あまりにも可愛くて、コラクスは思わず食い気味に否定をした。
顔を染めながら嬉しそうにニルは微笑む。
「じゃぁさ……エッチ…なキス。しようぜ」
コラクスを引き寄せて、期待の眼差しで見つめるニル。
「……いいよ」
そっと頬に手を添えて、2人は探り探りで舌を絡めさせ始めた。
初めての感覚。高鳴る鼓動。2人は次第に夢中になって貪り始める。
「(気持ちいい)」
ガチン。と歯が当たって、2人は我に返った。銀の糸が光り、二人の間を繋ぐ。
腹部に熱が溜まる。
コラクスは恥ずかしさで離れようと思ったが、ニルがなかなか離さない。が、そんな彼も自分も同じだと言わんばかりに、熱を押し付けてた。
「お、俺は……」
「……ニル」
恥ずかしそうに目を逸らしてから、意を決したように言葉を続ける。
「俺は、コラクスと……この先も進みたいんだけど」
「…………ボクも。ニルと……もっと一緒にしたい」
また軽く唇が触れる。今度は優しいキス。
「いい場所があるんだけど……今から……そこに行かねぇか」
「……うん。」
談笑ひびきわたるツリーハウス。人知れず、2人はこっそりとその場を後にした