フラシルがスリットでも遊ぶようになる話フラシル、お口だけでシてたんじゃないの?ってあれなんですけど、
最初はお口だけしてて、フライが一回スリット合わせで気持ちよくなるとこ見てからシルバーが「今度からこれもしていいぞ」って許可したからそれから毎回してる。
フライは毎回気持ちよくなれるわけじゃないけど慮ってくれるのは嬉しい
次したときにフライがスリット合わせようと全然して来ないから「遠慮しなくていいぞ?」てシルバーが言うけど「精神の調子もあるから毎回気をやれるわけじゃないんだ。」って説明するフライ。今日はたぶん無理だからしなくていい、気にかけてくれてありがとうなって言うんだけどシルバーは納得しなくて
「…形だけでもしてみたら興が乗るかもしれないだろ。」
「どうだろうな…。可能性は低いと思う。それに、お前はこれでそれほど良くなる訳でもないだろう?」
無理に付き合わなくていい、と首を振るフライ。
確かにこの前してても口を吸われる方が気持ちいいなとは思ったシルバー。
「…約束しただろ」
「約束というか、してもいい、とはこの前お前が言ってくれたが…。」
「違う。…最初に、この部屋に来たとき、互いに大事にしあうと、それが利害の一致だと確かめたはずだ。」
「いやそれは…」
「…お前が俺のために言ったことくらい分かっている。でも、それはお前にも適応していいはずだ。」
「シルバー…」
「俺は、されるばかり、貰うばかりは、正直好かない。お前が、少しでも良いなら、そうしたい。…ここまで言っても納得いかないなら、その…」
「うん??」
急にモゴモゴと何か言うからなんだ?もう一回頼むと顔を寄せれば、ぅ"〜と唸って睨まれる。
「すまん、聞こえなかったんだ。」
「み、耳のいい、お前が、聞こえないこと、あるか…!」
「いや、本当に。聞こえたといえば聞こえたが、たぶん何か聞き間違いをしている。」
お前が言うとは思えん、と言えば
「〜っ!そう、思うなら、合ってる…」
「…本気で言ってるのか…?」
「そう、だって言ってるだろ…!
俺が、気持ちよくなれるまで、教え込めばいい…!」
お前は、そういうのどうせ、上手いだろ…と真っ赤な顔で睨みながら言われて「買い被りだ」と言うフライ。
「だが、まぁ、試すだけの価値はあるか。」この関係の楽しみ方が増えるのは自分も歓迎だし、何より。
「お前のその顔で興が乗った。」
んぴっ?!と短く悲鳴を上げるシルバー。「はは、安心してくれ、気が乗ったからと自分本位に進める気はないからな。ちゃんとお前がこっちでも気持ち良くなれるように導いてやる。」
優しく、あくまでもやさしーく語りかけるフライ。
…まるで罠にかかった獲物を見るような嬉しそうな表情で。
「お、お前、謀ったのか…?」
「うん?何も計算ごとはしていないが。そうだなぁ強いて言うなら焼いた海老が食べたいと思って焚き火をしていたら海老が飛び込んできたってところだな。」
そう言ってペロリと舌なめずりするフライ。
「む、無意識で友(?)を罠に嵌めるやつがあるか…!!!」
「ふふ、例えが悪かったか。誰だって綺麗に整えられたベッドがあれば寝転びたいからな。俺はお前のためにベッドを整えたに過ぎないさ。」
寝心地は保証するぞ?と涙目のシルバーをよしよしするフライ
「お、お前、責任が取れれば何やっても良いと思ってるな…?!」
「おや、知らなかったかシルバー」
隊長っていうのはそういう仕事だぞ?
と言われるとぐうの音も出ないシルバー。
「もちろん責任取るだけなんて酷いことは言わないさ。ちゃんと責任以上に応えるのは、これまでで分かってくれるだろう?」
「その、余分にもらった返し先が無くて困っているんだが?」
「ナマモノだからな、返品不可だ。」
クソが…と心底嫌そうに悪態をつくシルバー。
「…良い隊長って呼ばれる奴らがだいたい悪いシャケな理由が、分かった気がする…」
「ふふ、その最たるものが目の前にいるんだ、良い機会だろう?良く学ぶと良い。」
「まあ、反面教師にはなるな。」
「はは、反面でも片面でも好きにすると良い。
ここに来てくれている間は、俺はお前のものだから。」
のちっとスリット部分を合わせて、良いかなと首を傾げて見せるフライに頷くシルバー。
「…ちゃんと、教えてくれ。でないと後で返せない。」
「任せろ。一回で覚えられなくても、何回だって教えてやる。」
てやった結果、スリット合わせるだけでもぐずぐずになれるようになったシルバー。
良かったね。