oki

@okiuni014
Twitterで公開したものの一部を集めました。
好きなものを好きなだけ。

☆こそフォロ リクエスト おふせ
ポイポイ 192
ポイパスで広告非表示!  
ポイパスで広告非表示!  
ポイパスで広告非表示!  

oki

らくがきたにしちゃんちの将門さんは苦労が絶えない!#⃣8(テキスト)

たにしちゃんがクリユニやめようかなんて言うから…。
――知ってる。
彼がどこにいるか。――

昨晩降り続いた雨も上がり、今朝は天気がいい。
朝日が差し込む廊下は明るく、窓の桟に付いた水滴が光を反射してきらきらと輝いていた。

城の端に位置するこの場所は大広間付近とは違い静かだ。
私がここへ向かう時はルルもナナも付いてこない。
外から微かに兵士たちの声がする。
窓から声のする方へ視線を向けながら、廊下を進む。

遠くに兵士たちと一緒に走っているレオニダスが見える。相変わらずだ。

廊下の突き当りに位置する扉の前で立ち止まると、そっとドアノブに手をかけた。

――知ってる。
この扉を開けたら彼がどんな顔をするか。――

ノブを回し、少しだけ力を入れて扉を押すと、ギっと鈍い音を立てて木製の扉が開いた。
古ぼけたインクと紙のにおいを含んだ独特な空気が顔にかかる。
手元を見ていた顔を上げると、本棚に囲まれ、脚立に腰を掛けている人影が見える。
人物に焦点を合わせると、彼と目があった。
私の姿を認めて、彼は切れ長の目をさらに細めて微笑む。

――知ってる。
口を開いた彼がなんて言うか。――

「あぁ。おはよう。ずいぶんと早いね。」
やさしい落ち着いた1561 文字