きみと明日の話を「なぁ〜〜、どう言えばいいんだろこういうの。変に緊張しない? てぇかみんなだって反応しづれぇんじゃないかな……」
「なんや、まだそんなこと気にしとるんか。往生際ァ悪いで」
だんだん重くなってくる足取りに、煙草を吸いながら隣を歩く男が呆れた視線を寄越した。往生際、なんて本当にその通りで僕は返す言葉がない。
だってここに来るのを了承したのは僕、決めたのは僕自身。 でもみんなの顔を浮かべると、胸を掻き毟りたくなるというか、回れ右して逃げたくなると言うか。
要は物凄く恥ずかしい。とても。
「それにここで帰ったりなんぞしたらむっちゃ怒られると思うで。行くって連絡入れとんのやから」
「うう、……そぉなんですけどぉ」
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