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    おぐら

    こんにちはどうぞよろしくお願いします。
    NL固定厨。攻めのリバ的表現苦手な硬い頭。
    基本何も考えずに流れていく感じのゆるゆる作品ばかりですが、ジャンルの賑やかしになれば幸いです。

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    おぐら

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    書きたいところだけだからわかりにくくてすみません!癖!

    片割れ※書きたいところだけ
    ※アオイがいじめられる描写があります
    ※捏造だらけ
    ※ハルトもいる




    『ジャギン』
    耳元で聞こえた鋭利な音はやけに大きかった。
    確認する前に落ちた編まれた一房が視界に入る。
    「お前男女のくせに三つ編みなんかするんじゃねーよ!」
    「ハルトに分けてやれば?」
    「そっくり双子になれるじゃん」
    ギャハハと汚く笑う男子の手に光るハサミ。
    呆然とする私は何が起こったのかすぐにはわからなくて、あんなに穏やかで優しいハルトが顔を真っ赤にして殴りかかっていた。
    だめだよハルト。あんたは優しいんだから、すぐ泣いちゃうんだから、私がやらないと。
    目の前が滲んで声が詰まる。
    耳を通ってぐわんぐわんと響く声と音が現実ではないように思えた。
    「せんせぇー!あそこです!」

    私の記憶は一旦そこで途切れる。


    次に覚えているのはママに抱きしめられてるところ。
    一緒に腕の中にいるハルトは肩を震わせて泣いていて、私はぼんやり立っていた。
    「二人ともちゃんと帰ってきてくれてママ嬉しいわ」
    「…ママ、ごめん…」
    「あなたは謝らなくていいのよ。今日は早く帰れるんだから二人の大好きなメニューにしちゃおうかしら!」
    気を遣われてることはわかってるけど、頭を撫でてくれる手が優しくて知らないふりをして頷いた。

    おいしいご飯を食べてお風呂に入って、あとはゲームしたりゴロゴロする時間。
    ハルトはもう寝ちゃってて、私はホシガリスのブラッシングをしていた。
    仕上げに尻尾を手に取って毛を整える。
    一房の長くて茶色の、
    「……ぁ、っ」
    ブラシを落とした音に驚いたホシガリスが逃げてしまった。
    俯いた視界の端に片方だけ不自然に長い髪。
    「アオイっ」
    ホシガリスの尻尾があの時落ちた髪に見えた。手が震えて目頭が熱い。
    ママの苦しいくらい強く抱きしめてくれる暖かさに堰き止めていた何もかもが崩壊した。
    赤ちゃんみたいに泣いて縋って怖かったと吐き出す。心にポッカリと空いた穴が辛くてたまらない。
    解くとママみたいな綺麗なウェーブになるのが好きで伸ばしていた髪は、私の憧れる気持ちは、自分が思う以上に大きく傷ついていた。


    ****


    アオイがいじめを受けたこと、それをきっかけとは一概には言えないけど、父親の赴任先だったパルデアにちょうどいい物件があったから引っ越したこと。
    俺が教えてもらったのはざっくりそんな感じ。
    まあいじめなんて掘り起こすものじゃない。まさか人の髪を切るなんて奴がこの世にいるのも信じられない話だ。

    ハルトの話では小さな学校だったため大騒動になった結果、2人はしばらく学校を休んだそうだ。
    その間に髪を整えて今の髪型になった。
    思い出しそうだが、その髪に込めていた全てが消えるほうが辛いと呟いていたらしい。
    7月にパルデアに来て、9月の入学式でハルトは生徒に、アオイはそれまで学校に行く気がなくハルトのバトル練習や研究を手伝って知らず知らずのうちに知識が深くなっていたという。
    そうして11月たくさんのポケモンに触れたいと思うようになったアオイは編入生として学園に向かう途中出会い、宝探しへとつながる。
    『ポケモントレーナーとやるバトルは少し苦手。ここはトレーナーも話しかけない限りバトルはないし、ジムリーダーも素敵な人ばかりだけど、対峙するのはちょっと、ね』
    少しでも負けたところを見せて詰られないか不安になるという。そんなことは全くないのに、当時の生徒の存在はそれだけ大きかった。
    「なぁアオイ、俺は大丈夫ちゃんか?」
    「え?急にどうしたの?」
    2人だけのピクニック。
    あいにく他のメンバーは誰1人捕まらず、俺たち2人きりになってしまった。
    普段であればくだらない話から美味しい食べ方までダラダラと話して気分転換するのが常ではあるが、ハルトから聞いた話のせいでちょっと思考が暗くなっているようだ。
    でもいつかは話すべきことではあった。
    「俺はお前よりも大きいし力もある…そいつらと同じ男だ」
    たまに心配になる。
    いくら親友だと言おうと俺はアオイにとって異性であり恐怖を与えかねない存在にだってなり得るのだ。
    常に不安を抱えながらそばにいるのは辛いだろう。
    それならいっそ、とも思っていると、アオイは眉を下げて笑った。
    「ペパーは怖くないよ。そりゃ最初は怖かったよ。急にバトルするしボール押し付けてきたりするし」
    「うっ」
    「ペパーを手伝おうと思ったのはね、髪が長いことと、スマホロトムケースが可愛かったことかな」
    「…はぁ?」
    「あとバトル弱いって自分で言っちゃうところ」
    「…情けないからかよ…」
    「そんなこと言ってないよ。むしろ強いなぁって。それを言ってまで協力して欲しいくらい強い気持ちの持ち主なんだって思った」
    …ほんとだよ!
    そう言ってアオイは急に立ち上がって草原を走し出した。
    寝ていたポケモンたちも寝起きとは思えないくらいテンション高くついていく。
    それを眺めて俺は肩の力を抜いた。
    アオイは言わないことに関してはうまいと思う。俺はつい最近まで実際知らなかった。
    だけど隠し事は下手だと思う。誤魔化し方も結構雑だ。
    涼しい顔で言っておきながら…とそれをみて俺は顔が熱くなるのを自覚しつつ対抗するように呟いた。
    「お前の今の髪型結構好きだぜ。照れてるの丸わかりちゃんで」




    なにが書きたかったのかわからなくなったやつに無理やり落ちをつけさせた

    ここにおいてのアオハルは共存してます
    地元で通っていた学校でいじめを受けて休学。
    それからパルデアに引っ越して両親とコサジタウンに住んでる。
    アオイは前よりも外に出なくなり、ハルトは姉を傷つけられたショックから誰よりもバトルで強くなりたいと勉強を始めます。
    ちなみに引っ越し前は男子に混ざるアオイ、それについていくハルトみたいな感じだった。
    野菜を作ったりしながらガラルのジムリ戦をみたりポケモン図鑑を読むのに付き合っていたアオイも自然と知識が身につき、バトルしたことないのに光るものがあるという主人公体質へ。そしてネモにも目をつけられる。
    ちなみにこの時のハルトは目をつけられてなかった。なぜならまだ本格的にバトル学を受けておらず、別の地方から来たために基本的な勉強からだったので。
    海外の新学期が9月からが多いらしいので発売日の11月に編入して、それからストーリーが始まる感じです。
    チャンピオンロードはバトルがやりたいハルト、レジェンドルートはポケモンと対峙するほうが全然いいアオイ、スターダスト大作戦は2人でやってます。
    近くを通ったどちらかが連絡取り合ってカチコミに行く感じ。
    報酬を渡すため控えていたボタンは2人がいじめをきっかけにパルデアに来たことを知って、かつ大事なスター団を救ってくれたのでそりゃもう有事の際には秒でくる。
    ここでのアオイはジムバッチはぼちぼちとったくらいの進度。手持ちもほぼ低いレベルから育ったので言うこと聞いてる感じ。
    ホームウェイの時アオイが間に挟まらないとペパーは壁作っちゃうのでゲーム的な意味では条件を満たせてないけど、代わりにハルトがチャンピオンになってるので2人で1人みたいな感じ。
    アギャスはサンドイッチをもらったアオイの方にいるけど、2号はハルトのところに行きます。
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