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    iz_mife

    @iz_mife

    だいたい今はゴーティエ兄弟。
    兄上に夢見がち。練習とかラクガキ多めです。
    絵のまとめはpixivに→https://www.pixiv.net/users/2916510

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    iz_mife

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    アシュ誕🎂話の最初の方向性のプロット?です(笑)
    シルアシュですが「シルヴァンを抱く」発言があり、リバを連想させそうなので没にしました。
    そして話がどんどんマイクラン及びゴーティエ兄弟になっていきそうだった謎のネタ……
    (誕生日……とは?)

    本当はシルヴァンを抱こうと思ったんです。
    固まる。いや固まった。
    聞き間違いかと思った。

    「は!?」
     マジで言ってる? マジで言ってる? そこの心理に至った経緯は激しく気になるが、それよりもそもそもの疑問が溢れる

    えっとな……やり方アッシュ分かってるの?
    僕だってそれくらいは分かります。
    あっそうなんだ…意外。てっきり男女間も野菜畑的な考え持ってるんだと思ってた。
    そのさ、男同士は…どうするか分かるの…?
    なんとなく…は、わかります。多分。

    その、僕は男なのでそっちだと思ったんですが。
    いやいや俺も男だけど!?
    秒でツッコミを入れてしまう。
    あぁやばい怖がらせた。ごめん。
    その……
    頬に赤みを差しながら言う。うん可愛いな。

    だってシルヴァンは……経験あるでしょ。
    シルヴァンは、女の子の事分かってるから女の子の方になるんだと思ってました。

    「なるほど!!」
    その発想なるほどな!!ツッコミ所が多すぎるけど言いたいことは理解した!
    やたらと納得してしまったが、もちろん了解出来るわけがない。アッシュならいいかと絆されるわけにはいかない。

    「その……次に進まないといけないのかなって」
    何だかんだで真面目に考えてくれてるのだ。
    俺と付き合うことで、今までの女性関係がアッシュの耳に入ることが多くなったんだろう。

    あぁごめん。ごめんな。心配かけたよな。

     正直今まで褒められるような付き合いはしてこなかった。アッシュだって、この自分の素行の悪さは十分知っているだろう。こっぴどく振られてそこで終わるものだとまで覚悟していたというのに、付き合えている今の状況が奇跡みたいなものなのだ。

    なんだか力が抜ける。アッシュのベッドに寝転がる。
    あーなんだかやたらと疲れちまったな。

    おいで、というと静かに横にくっついてくるので腕の中に身体ごと入れる。あくまで子供にするように。怖がらせないように。

    優しくしてあげたい。
    シルヴァン……
    どっちでもいいよ。
    抱くとか抱かれるとかあんま難しく考えんなって。
    でも……
    あっ睫毛長い。めちゃくちゃ可愛いなコイツ……
    もう……今日で17です。
    うん。そうだな誕生日おめでとう。
    でもまだ17歳なのだ。

    俺が喜ぶ事を言って?アッシュに褒められると俺めちゃくちゃ嬉しいから。
    お願い甘やかして?

    まったく、なんて図体のデカい甘えん坊さんなんですかね。
    目の前で笑ってくれる。
    抱き締めて。おれを抱いて?たくさん、いっぱい可愛がって?

    はい。シルヴァン…好き です。

    まるで講義の時にあてられた朗読のようにぎこちない。
    もっと虐めたくなるだろうが……
    うん。もっと言って。お前の声すき……
    んっシルヴァンは……可愛いです
    くすぐったいのか笑いながら言ってくれる。少し緊張溶けてきたかな?

    へぇどこが?
    んっ…と…顔が可愛いとこと。垂れ目で、いつも優しそうな表情とか。
    すぐ甘えてくるし。強いし カッコイイ。馬の扱いも上手だし、あと手料理だって結構美味しいですよ?
    独特の感じで。と笑うアッシュの髪を撫でる。
    あとは……?
    んー……僕にすごい優しくて
    うん
    すごく格好いいのに…
    うん。
    弟だなぁって時々、凄い可愛くなりますよ。
    シルヴァンはすごい可愛いですよ。
    ちゅっとわざと音を鳴らして白い額に、こめかみにキスを降らす。
    やわらかな髪に指を差し込んで、指先でくるくる遊ぶ。耳を指でさすってやる。
    やわらかい。アッシュ全部やわらかい。
    やっぱ駄目だよ抱いたら壊してしまう。

    んっくすぐったいです………
    甘えてくるアッシュの方が絶対に可愛いのだ。それでも可愛いって言われるのがこんなにも心地良いのかと驚く。

    うん。だから……
    シルヴァンは大人でしょ?そういうことをしたいとは思わないんですか?だから…
    んー…したいよ。そりゃしたいとは思うけど
    目の前の少年を見る。いや、青年に差し掛かっていると言っても良い。
    まだ子供と思わせておいて、時々やけに大人びている。

    悪いけどさ…俺はアッシュに抱かれる気はないわ。抱くのはオレ で 抱かれるのはお前。
    ……わっ分かりました
    身構える様子に、喉の奥から笑い声が漏れてしまう。
    いつか だ。いつか抱くけど、そんなに緊張しないで。いっぱい我慢するから俺を可愛いって言って。俺を偉いって言って。

    「でも今はいいや。ねぇ褒めて?」

    えらいですね。シルヴァンは我慢してて偉いですよ。
    頭を撫でられる。うん嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。

    「兄」なのだなって思う
    ねぇ、俺もアッシュみたいなさ、お兄ちゃんが良かった。
    駄目ですよ。そんなこと言ったら貴方のお兄さんが悲しみます。そんなこと二度と言わないで。

    そうだな。兄上ごめんなさい。

    アッシュの言う事だとなんだか心にストンと入る。反発しない。繕わなくても良い。俺の兄上はあの人一人だけ。アッシュだって敵わない。なりかわりなんて誰も出来ない。
    アッシュとは全然違う。

    でも、それでも優しくて、格好良くて……
    俺はさ凄い好きだったんだよ。だって兄上だもん。大好きだったよ。
    俺は弟で、いっぱい生意気なこと言って……兄上をたくさん困らせて。

    それで怒らせたんだ。俺が悪いんだ

    俺の話を聞いてくれる。
    そんなことない。
    シルヴァンは優しくて良い子ですよ。
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