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    marukagisippo

    @marukagisippo オクトラ大陸の覇者用

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    聖者サザントス戦のトラベラー特殊台詞を聞いて思った事。

    聖者サザントス戦のトラベラー特殊台詞を聞いて思った事。


     サザントスさんと彼の理想郷を否定するロジックを運営がどう用意していたのかがよく理解できる資料でした。


    受け入れられたセリフ
     ・その場を楽しむ戦闘狂的なセリフ(チェルナちゃんザンターさんとか)
     ・神と戦う事そのものへの言及(カーディスさんブリジットちゃんとか)
     ・力の使い方の方向性を指摘する(ジルメイラさんガートルードさんとか)
     ・貴方に押し付けられる事ではないと指摘する(ネフティちゃん・リシャールとか)
     ・ご 本 人 のセリフ(サザントスさん)
     ・内なる聖火神と対話している人(プロメくん)

     それ以外で気になった、面白いなと思ったのがニーナラーナさんやレオンさんとかでした。
     意外にもキルンさんのセリフがマジでマジで最高だった。わかる~!そうなのよ~!!


    受け入れられなかったセリフ
     ・欲望もいいものだよ(セシリーちゃんとか)
     ・欲望がないとつまらないよ(ムールゥさん・モーフィンスさんとか)
     ・発言の根拠が薄い感情論(アラウネ・リンユウ)
     ・良い事言ってるけど一言余計でつらいよ(ソレイユさん・エデルガルドさんとか)
     ・お前は何を言ってるんだ枠(ヘイズさん)
      ↓↓マジで理解できない↓↓
     ・サザントスさんを醜いなどと断じるセリフ
      ↑↑マジで理解できない↑↑

    何も醜くないが?!?!??!?!???!?!?
    サザントスさんの理想は美しいが????????

     サザントスさんの理想そのものは美しいし間違ってもないけど、一番正しい訳じゃないから、だから選ばれし者と対立に至ったとうちの旅団では思っているので、サザントスさんそのものを醜いと言われるとめっっっちゃくちゃ反発心が湧いてくるな。

     これすごいな(皮肉)と思うのが2点あって、まずサザントスさんにキッツい事言う台詞を運営が考えあてがった事ですよね。運営が選んで用意したってことですよね。サザントスさんを擁護する台詞はほぼないので、これが運営のサザントスに対するスタンスって事なわけですね。グロすぎるでしょ。表面だけでもいいからバランス取らんかい。

     もう一つは、主人公を任意で設定する事が出来るゲームで、主人公に選んだトラベラーの意思・思想をまったくこれまでストーリーには反映させないで、最後の最後に強制的に各トラベラーの思想をプレイヤーにぶつけてきた事ですよ。
     解釈違い起こして苦しむプレイヤーが発生するかも、とかは考えなかったの?一つ目のスタンスを鑑みるに考えてないんやろな。だってサザントスさんは誰もが悪だと判断するような敵役なんだから。


    ギィーーーーーーーーーッ!!!うんち!!!(メンタルリセットの呪文)


     継章などからストーリーが伝えてくるメッセージのひとつに「欲が無い世界なんてつまらない、張り合いがない」というものがあると思うんですが、そもそも大陸の覇者くんがずっと我々に見せてきたストーリーは、欲望によって狂い蹂躙される人間達の醜さと悲しみじゃないですか。全極と権授は擁護しようがないくらい欲によって人が死にまくってますよ。
     それをしっかりと描写した上で欲望だって良いものだと言うのは、つまり、自分たちの快楽を守るためだったら知らないどこかで誰かが泣いていても構わないという主張と同じですよね。

     サザントスさんは聖火守指長として欲望の最前線にいて色んな人を見てきた結果、そんな事では良くないと思えた人じゃないんですかね。何を取捨選択するかの話ですよ。正も負も混じった混沌とした世界か、穏やかなだけの安定した世界か。サザントスさんは誰も泣かない世界を選んだっていう事でしょう。好きだ………

     欲望の無い世界からは革新的・飛躍的なものは何も生まれないというのはおおむね事実で、現実世界でも例えば対立や戦争によって飛躍的に技術や科学的研究が進んだというような歴史は存在していると思います。
     というか、サザントスさん自体がそういう存在じゃないですか。教会暗部の欲望によって、意図的に青い炎の才能を持つ人間を生み出す事に成功した、つまり欲望による技術の進化と言えるじゃないですか。でも、その当の本人がブチ切れてるんですよね。サザントスさん本人がこんなの良い訳ないだろ!って言ってんだよ!怒りと悲しみの当事者があり方を否定しているのに、周りはどういうロジックをもってそれを良しと言えるんだよ。そこにあるメッセージはやっぱり「大義の前に犠牲になれ」でしかないでしょう。

     欲望は抱いてしまったらどんなに清い人間でも支配され振り回されてしまう、というのもサザントスさん本人が体現してるわけなので。欲望、消すしかないじゃん、という結論になるのはよく分かりますよ。


     得た神の力の使い道に対して言及するセリフは「それはね…そう……」という気持ちで聞いていました。実際、ストーリー上ではサザントスさんと対立することを選ばれし者は決めているので、彼の世界を否定するに至る何らかの理由はあることはある。
     じゃあサザントスさんがどういう理想の世界を作ったら良かったのか、はずっと考えていて、なんとなく自分(高橋)なりの答えは言えるくらいに練れたので、そのうちサザントス救済創作に生かします。

     というか、世界改変なんて途方もない望みを抱いた上に、実現まで手をかけてるの本当に凄いよサザントスさん。手伝ったシグナも頑張ったね。


     自分は理想郷の世界を否定しなきゃいけなかったことに心理的抵抗があり、運営の用意した答えに納得できなかったプレイヤーなんですが、今回その気持ちが補強されることになってよかったなと思いました。よくない!!!!


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