闇オク主催に捕まる金時はねぇ……。そっからのルート分岐がえぐいほど多いんよ……。私のような雑食オタクにかかれば無限の分岐よ……。
多分、以下のルートなら、はんちょーさんが当初考えてらっしゃるいくつかのルートと被る確率は低そうなので載っけちゃう……。

頼光様と綱はそりゃ全力で捜索して救出に向かうが、別ルートで闇オク主催を追ってた酒呑ちゃんが一歩早く辿り着いて天井から舞台上の金時の隣にひらりと降り立って、拘束されてる金時の耳元に口を寄せて、小僧は世話が焼ける的なことを囁き、会場を無茶苦茶に薙ぎ払うルートも欲しいんよな……。ほんの少し遅れて辿り着いた頼光様と綱は酒呑を見てつい悔しいと感じるけど、すぐに「今はそんな場合ではない」って思い直して加勢するやつ……。
普段敵対してる相手が「こんなところでしょうもない木っ端に手こずってもらっては困る(必ず自分のもとへ辿り着いて欲しい)」的な理由で主人公を助けるの激熱案件で大大大好きなんですよ……。その流れで主人公パーティと敵勢力が一夜限りの共同戦線組むやつも最高に好き……。5.5章で伊吹童子を前に酒呑ちゃんが源氏を叱咤して鼓舞する場面も最高に好き……。

あと、「ふん、吾には関係のないことよ」って適当な場所ぶらついてた茨木ちゃんが、偶然闇オク主催らに引きずられていく金時を目撃してしまい、このまま見過ごすのは寝覚めが悪くて「…………ッええい！！！💢💢💢」って苦虫噛み潰しながら助けに向かうルートも欲しい……。
茨木ちゃんは、生前に酒呑を殺した金時のこと嫌いだけど、金時がこのまま行方知れずになったらカルデアの面々、特に綱や頼光が殺気立ちすぎてえらいことになって、悠々と菓子を喰らう暇もなくなるから、それが嫌だから渋々助けに行くんだよね。
あとは、金時をどこの馬の骨とも知れぬ者に横取りされることを酒呑がどれだけ嫌がるかを知っているから助けに行くんだよね……😊😊😊
(そもそも、当初から頭の隅で上記のようなことを考えてたから、マスター&源氏の捜索隊とも、単独捜索の酒呑とも違うところをぶらついて、特に意味はないけどあたりをきょろきょろ見渡してた茨木ちゃんかわいいね……😊😊😊😊)

ただまぁ、あの坂田金時を生け捕りにするだけの戦力やらエグい魔術やらを擁する集団だから、闇オク会場に潜入したはいいが、なかなか隙がなくて苦戦するわけよ。変化のスキルで主催側の人間になりすますまではよかったけど、商品を大人しくさせるための毒だの魔術だの拘束器具だのの話をまるで明日の天気を話すような軽い感じでしてて(うわぁ……)ってドン引きするのに忙しい茨木ちゃん。一通りドン引きしてからハッと我に返って(い、いやいや！吾は鬼！その程度の悪逆なぞ取るに足らんわ！)って内心で誰にともなく言い訳する😊😊
で、敵戦力分析の結果、自分だけで正面突破で暴れるのは危険と判断し、「おい、この後の段取りの確認なんだが」みたいな感じで空き部屋に呼んで昏倒させる、のような手法で各個撃破して、舞台裏側を手薄にしていく。

ほんで酒呑なり源氏なりが突入して大捕物して、場がある程度制圧され、綱が「まだ残党が居たか」って隅に居たやつの首根っこひっつかんだところで「ギャー！！待て待て！！」って茨木ちゃんが喚きながら変化を解いて、綱が目をまんまるく見開いて、それから(突入の前後で妨害が予想より少なかったのは、茨木の功績か)って気付くやつ。

茨木ちゃんはね、理想としてはね、闇オク側を内側から崩して、ボロを出させて、酒呑か、駄目ならこの際源氏の者どもでもいいから見つけやすい状況にして、そこで撤退したかったわけよ。でもさ、しゃなりと天井から舞台に降り立ち、侵入者の身でありながらいっとき会場の者共を魅了さえしてみせた酒呑(さすがは酒呑！)と違って、あの源氏どもがお得意のバスターで会場めちゃくちゃにしてくれたせいで、当初ちゃんと下見して計画してた逃走ルートも物理で潰されるし、やむなく別ルート模索してたら綱につかまるし、「はん！あ、あやつの醜態を間近で嗤うてやろうとしたまでよ！」って苦しい言い訳をする。
しかしただでさえ四角四面の綱にその言い訳は通らない。

「茨木。とぼけるつもりか。
　悪いが、それでは我々の気が済まん。」
っつって子細を主に報告する綱、「ありがとう！」って満面の笑みのぐだ、「ま、なんつーか、あいつらしいっすわ」って笑って肩をすくめるロビフ、「💢💢💢💢おのれ綱！！！！💢💢💢💢」って顔真っ赤の茨木ちゃん。


無事カルデアに帰ったあと、綱はバレンタインと同じ感じで酒呑経由で茨木に礼の菓子折りを贈るし、金時は真正面から茨木に会いに行って「おう、この前はあんがとな」ってよりすぐりの駄菓子セットを渡すし、茨木ちゃんは駄菓子セットをひったくるように受け取って「ふん！手間をかけさせおって！」って言って、この場を頼光めに見付かると面倒なので爆速で去っていく。
なお、頼光様はさすがに今回は虫と言えども恩があるし、義理に報いないのは武者の名折れって思ってるから、こっそり綱の菓子折りの用意を手伝ってるし、「これで手打ちとします。今日までは目溢しをしますが、明日を越えてなお我らに近付いて来れば容赦はしません」の気持ちでいるし、茨木ちゃんの「手間をかけさせおって！」の声普通にでかいから普通に気付いてて気付かないふりしてる。



……わたし……。茨木ちゃんのこと……。すきなんですよ……。
弊カルデアでも……。前から……。お世話になってて……。
今回……。素直じゃない茨木ちゃんとか……。鬼なのに残虐なやり口にドン引きする茨木ちゃんとか……。各個撃破していく慎重で真面目で堅実で強くて頭が切れる茨木ちゃんとか……。書けて……。さいこうにたのしかったな……。