今日はカリュドーンの子への依頼についての打ち合わせのはずだけど ライトさんがいない
「誰かさんじゃなくて悪かったですわね」
「モンテフィーノのご令嬢がわざわざお越しになるとはね」
「わたくしをその名で呼ばないで」
こっわ 釘バット構えてるこっっわ!
「単刀直入に聞きますけど うちのライトとはどうなってますの」
「どうって たまに仕事頼んで たまに食事してる程度ですけど?」
「しょっちゅうつるんでてそれですの!?さっさと押し倒しなさいな」
「なんで君に恋路を応援されるのさ」
「ライトが誰かと身を固めてくれた方がわたくしの得になるからですわ
あのポンコツのパーツがシーザーに付いてる限り二人っきりの時間が減りますの」
お嬢様は邪兎屋の元チャンピオンとカリュドーンの子の関係を教えてくれた
————ハイハイハイパイセンさんね
お噂はかねがね伺ってますよライトさんから
あからさまに声が1オクターブ高くなるのむかつくんですよね
不眠症なんて言ってくれたら気絶するまで僕がお相手しますよ喜んで
うっわおもしろくね〜〜〜〜!!!
「…その話、乗った!」
「交渉成立ですわね」
二人の座席からドス黒い空気が流れて来たとか来なかったとか