「あ〜ら はるばる郊外まで何しに来やがりましたの
執行官様」
「やだな〜ご挨拶ですよ 『息子さんを僕に下さい』
的な」
「ハァ!?ちょっとライトどういう事ですの!?」
「ええとその…こいつと結婚を前提に付き合ってて」
「ホラ指輪もあるし☆」
「…初耳ですわよ(情報流してやった恩を
忘れやがりましたの)」
「その節はお世話になりました〜(だってライトさんが
バラすの恥ずかしいって言うんだもん)」
「……今日親父さん来てるよな?紹介しようと思って」
「……うちのライトが世話になってるそうだな」
「浅羽悠真です ライトさんとは結婚を前提に
お付き合いさせていただいてます」
「俺でも知ってる有名人を捕まえるたぁ
玉の輿じゃねえかライト」
「からかうなよ親父さん」
「新エリー都とブレイズウッド 毎日往復するにゃあ
結構な距離だが その辺どうするんだ?」
「新エリー都ギリギリの所に家を建ててるんで
それまでライトさんにはこちらで今まで通り
過ごしてもらって僕が通います」
「家付きだって!」
「こらバーニス 声が大きい!」
「……お前ら覗いてないで入ってこいよ」
「いや〜結婚一番乗りがライトとはな!
よろしくな 婿殿!!」
「むこ……?」
「通ってくるなら婿じゃねえの?」
(……俺は嫁ぐ気満々だったんだが)
「お待ちなさいシーザー 新居が出来るまでと
言ってたでしょ」
「ところでドレスのオーダーは済んでますの?」
「男2人ならタキシードでいいんじゃないのか?」
「そのデケえ乳は見せびらかす為にあるんじゃ
ありませんこと?ドレス着ないとかあり得ませんわ」
(……僕が揉むためだろ常識的に考えて)
「わたくし贔屓の店を紹介してもよくってよ」
「ライトさんドレス着たい?」
「いや俺は別に」
「「「「「着ないの!?」」」」」
(5人してこっち見んな)
「親父だってドレス着たライトと
バージンロード歩きたいだろ?」
「……めっちゃいいなそれ」
(あんたが止めてくれよ)
「……おい放っといたらあいつらが全部
決めちまうぞ」
「いいじゃない賑やかで 僕お姫様抱っこ
出来るように頑張るね」
「……ファイヤーマンズキャリーにしておけよ」