MWaruyoiREHABILIリハビリ一発書きでやばめファン♀にビビる千ゲ「ゲンくん、これもらって」 そう言って、司が復活させた女のひとりがゲンになにかを差し出した。そのとき俺たちは羽京と三人でテーブルについていた。夕食時で、周りにも大勢の人間がいて騒がしいが、声がかき消されるほどじゃない。ゲンは俺の隣に座っていたから、そこへ差し出された物もよく見えた。「前にあげたのは、三千七百年も経ってなくなっちゃったでしょ? できるだけ似たのにしたかったけど、私にはこれが限界だったの。でも、素人にしてはじょうずにできてるよね? ゲンくんのために頑張ったの」 女の手のひらに乗るそれは金属製の腕輪のようだった。多少歪だが、このストーンワールドではそこそこまともな装飾品に見える。 女の口振りから、ゲンの石化前からの知り合いらしいとわかって眉根を寄せた。司だけじゃなかったのか、聞いてねえ。それも、アクセサリーをプレゼントされるような仲のやつかよ。 ムッとして、テーブルの下で軽くゲンの脚を蹴る。スプーンを握ったままのゲンの手が一瞬震えた。「……わあ~! ゴイスー! つくるの、大変だったでしょ! ありがとう、嬉しいなぁ」 ゲンは俺のほうをちらりとも見ず、大げさに 2350 MWaruyoiDOODLE千ゲで悪役令嬢ネタ①話の都合上、ゲンが女体化しています。設定上そうなっているだけで名前も一人称もそのままですがご注意ください。未完です。 6380 1