誰がために鐘は鳴る時代背景や一族の掟もあるし、可能性が高いのは許嫁、それかせいぜい村関係の筋からの紹介が関の山な気もする。
だがしかしそれはそうとしても恋愛結婚であってほしいんだよな。一族の掟の従僕であった一郎先生が自分の意思で初めて選んだのが静江さんだったなら、村と自分と、その先にある子供を掟に沈めることを受け止めてくれた静江さんだったからあれほど深く愛して同じくらい絶望したのでは、と。このあたりは人先生も同じで患者には広く、内側は狭く深くな感じがするのは父親譲りだったり。
依存先を増やすのが自立っていうけど一郎先生は静江さんだけが依存先、拠り所だったんじゃないかな。うちのK富のKはまさしく上記のそれなので骨壺部に入部待ったなし。
985