描くの面倒なので割愛した補足「親しき者の犠牲とヴァルトムの苦悩」
・ワダツミの両親は優秀な戦士でありアラバキ討伐のために最前線で戦っていた。しかし実際は、ユゴスピアがすべてのテオティを収容することが不可能なため、数合わせのために封印の囮や材料にされていた。
ワダヴァルは王家に仕えていたため定員に含まれていたが、王との関わりが無く上級家系でも裕福でもない者たちは定員に選ばれず見捨てられた。見捨てられた犠牲者は多く、ワダヴァルの家族も例外ではなかった
このときヴァルトムは「数百年以来の血縁者以外の次期王候補者」として一躍話題の人となっていた。一方でこの事実を快く思っていない、王の血縁者をはじめとした”カンナギ派”は、ヴァルトムのイマジナリ態やいじめの過去から”彼は恐ろしい化け物””反社会組織の回し者”等といった迷信をバラまく嫌がらせも行われていた。またヴァルトムの支持者および血縁者は、”最初から”アラバキ封印の囮として選出されたのではないかという噂もあった。あくまで噂ではあるが、この真実を暴こうとした友人も対アラバキ戦では最前線…もとい囮としてワダツミの両親同様犠牲となった。
そのため2人はこの事実を知らないが、ヴァルトムだけは家族や友人が犠牲になったのは自分のせいではないかという罪悪感を感じていた。
「おまけの最後のコマ」
・ヴァルトム姐さんがワダツミちゃんを復活させる前、ソウギョクが会いに来ていた。26話で借りていた”力”を返すため。ソウギョクは姐さんがどうなろうとどうでもいいけど、一応借りたものはちゃんと返してそうだなぁと思った。
ちなみにこの地点で姐さんは力を使い切っていたので、ソウギョクが返しに来なければワダツミちゃんの復活は困難だった。
「ワダツミちゃんが復活できなかったらどうするつもりだったのか」
・可能であればワダツミちゃんだけでも保護してもらえるように、研究所かユゴスに特定されるよう何かしらの信号を発信していたかもしれないが、多分心中していた。
「なぜソウギョクがあの場にいたのか」
・ワダヴァルの行動の監視し、(特に姐さんが)命を落とそうとしていたら止めに入ろうとしていた。ちなみにこれらはメーテルちゃんの指示であり、元々姐さんに用事があったソウギョクは承諾した。
「メーテルちゃんについて」
・事前にソウギョクと面会し、アマチュア無線以外の連絡手段を確保。ソウギョクを通してワダヴァルの会話を盗聴していた。(LI〇Eは保護者の許可があれば小学生でも利用可能、連絡交換も振るタイプはOK…らしい)(その場でスマホブンブン振るメテソちゃん可愛い)
・彼女は敵であろうと対話を試みようとする、貴重な良識のある子です。最終決戦後、ダイジュくん辺りからワダヴァルの話を聞いて、きっと彼らの”本当の想い”を知りたいと思ったんじゃないかな…。他の奴らが何とも思ってなくても、メテちゃんなら気にするはずというか絶対する。
ワダヴァルが彼女をきっかけに、せめてまともな運転士やキトラとだけでも良好な関係を築けるようになって欲しい。