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    nana

    @nana7hataraku

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    nana

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    免疫トリオ団子
    野営中に寒いのと地面が固くて46の腕枕を借りたNKを妄想してました。
    班長は46の取り合いに参加してるw
    いろんな組み合わせも載せておきますね。

    #キラ白
    cyraWhite
    #免疫トリオ
    immuneTrio

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    inaeta108

    MAIKINGたりないふたり1安っぽい使い捨てコップの縁はつるりと滑らかだ。中は薄緑色の液体でなみなみと満たされ、鍛えられた右手の動きに合わせてほのかに苦みを纏った香りが立ちのぼる。ナイーブT細胞はひとつため息をついた。収まりの悪い金髪がふわりと揺れるのを見る者は誰もいなかった。

    リンパ管の隣、平行に伸びる大きな血管。無数のカフェや飲食店、商店が軒を連ねている。それに混じって聳え立つのは居住施設や公共施設。そこには無数の細胞たちの暮らしが垣間見えた。笑っていたり落ち込んでいたり、友達と言葉を交わしたりひとり物思いにふけったり、暇を持て余したり仕事に励んだり。平和だからこその光景だ。日中はそんなふうに賑わう通りだが、夜になると皆が寝静まり静寂に包まれる。すっかり人通りが少なくなった血管内は暗く染まり、所々にある街灯と飲食店や住宅から洩れる灯りだけが暖かさを添えていた。
    ナイーブT細胞はその風景を誰もいない官舎の屋上から眺めるのが好きだった。この広く大きな体(せかい)を、守る。その決意を新たにさせてくれる。

    その中に一体の好中球を見出したのはいつのことだっただろうか。確かまだ季節がまだ汗ばむ陽気の頃だ。いつも真新し 4637

    inaeta108

    MAIKINGたりないふたり4初夏は免疫細胞にとって良い季節だ。乾燥や寒さから脱し、暑すぎることもなく、少し世界が平和になる。
    だからこの時期は種族を跨いでの慰労会が開かれることがあった。とはいえ24時間体制の免疫システムである。特に決まった非番のない好中球などは入れ替わり立ち替わり、パトロールついでに顔を出す程度だが。それでも今日は雑菌の侵入も落ち着いているらしい。白い制服は常よりも多かった。
    天井が高く、開放的な雰囲気の会場はその大半が黒色の集団で占められていた。テーブルや椅子が運び込まれ、飾り付けられたリンパ管内の集会場はちょっとしたパーティー会場へと姿を変えていた。こういった機会の音頭を取るのは大抵がキラーT細胞軍で、参加率が最も高いのもキラーT細胞軍である。軍隊式集団行動を旨としている彼らに、こういった行事への拒否権は基本的に存在しない。御多分に洩れず、咽頭班班長も班員たちと共にテーブルを囲んでいた。

    「面倒くせえ。ンな暇あったら筋トレしてえ」
    「まぁそう言わずに。訓練ばかりじゃ皆死んじまいますって。偶には気も鬱憤も晴らさないと」
    実の所あまり大勢の席を好まないキラーTは些か不機嫌だった。隣に座る副班長 8080