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    albatrosstale11

    刀剣乱舞は刀×女審神者の夢小説置き場

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    albatrosstale11

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    🎀さんが修行に行く前に写真を追加で撮るさにわ

    プレゼント「大般若、こっち向いて」
    「はいはい」
    「次あっち行くよ」
    「……なに、やってるの、あれ」
    「記念撮影、だって」
    本丸内のあっちに行ったりこっちに行ったりして、大般若長光にポーズをとらせてはシャッターを切る。修行に出たらかれの装いが変わるから、我ながら必死だ。初期刀と初鍛刀が、何ともいえない視線を送ってくる。
    「なあ、ひとりで撮ってもつまらんのだが」
    「私は楽しいよ」
    「……そうかい。でも、俺はあんたと撮りたい。一緒に撮ろうじゃないか」
    「え、だって普段着だもの」
    着替えるのは億劫だった。そういう写真は前に撮ったし、というと、大般若が肩をすくめる。
    「私はいいから」
    「いいから、な」
    私の持つカメラを、大般若が撮った。ながーい腕で自撮りする。確認すると、身長差があるから、変な写真が撮れていて笑う。
    「ほら、ふたりで撮ったほうが楽しいだろう」
    「ええ、そうかなあ」
    「でも、これをしたほうがいい」
    と、どこから出したのか、大般若の手のなかには新品の口紅があった。驚いて、口をまぬけに開けていたのでするすると塗られる。
    「ん、別嬪さん。……ちょっと濃いか」
    「あ、じゃあ……」
    手近にあったティッシュを探していると、大般若が両肩を抱いた。ちゅ、と薄い唇に軽くプレスされる。
    「よし、ちょうどいい」
    「……大般若に、ついちゃったよ……」
    「箔がついたろう?」
    からからと笑う唇を、私の指で拭う。かすかに口紅がついた。
    「──写真、撮ろうか。美人さん」
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