東京夏セの🐜🍋2一応卒業するまでは「🔔先輩」って呼んでる🐜だけど二人きりになると「🍋さん🍋さん」てもだもだしてた分一緒にいられるうちに好き好きって言っておこうと思って言いまくるんだけど🍋が思いのほか近くの大学進んで一人暮らし始めるもんだから🐜が入り浸るようになる。「せぇんぱい勉強教えてー」って親公認の仲になったりして、高そうな弁当に胃袋掴まれたり(🐜はお坊ちゃん)
え、お坊ちゃん!?つまりそう、本当は医学部に進めと言われていたんだけど研究職がしたいと言って環境学とか生物学科探してたら🍋と同じ大学にそんな感じの学科見つけてそこに進もうと進路決定するまで4秒。🐜3年の夏は夏祭りもほんとに花火見るくらいで解散しちゃうからお互い寂しいんだけど将来のためって分かってるから我慢して勉強通話とかで我慢する。
合格発表はネットで見れるので一緒に画面更新して番号見つけて抱き合って、一瞬はっとなって照れるんだけど合格の喜びに比べたら恥など!!!って思いっきりやった〜!!ってぎゅうぎゅうくっついてる。
それで親にも報告して、🍋と一緒だから実家から通える距離ではあるんだけど、🍋の家の近くに家見つけて借りて一人暮らし開始。いざ大学進むんだけど理系と文系だから授業も被らないしサークルも別だしで思ったよりも時間取れなくて家デートが増える。しかも🍋の周りに男が多くて、友達なのは分かってるんだけどすごい嫉妬とかしちゃうんだけど🍋は相変わらずだから自分が歳下だから……?とか思い詰めちゃってしょんぼりの夏。実家帰って散歩してたら🍒に会って、つい近況とか愚痴っちゃって、🍒もあらあらってなってカフェで話そうか〜って話してるところを🍋に見られて、その後🐑も合流するんだけどそこまでは見てない。
「かわいいショタはかっこいい歳上に勝てないって言うんですか〜〜〜」って泣くけど🍒は冷静に「落ち着いて、🐜くんはそこまでショタじゃないから」って諭される。そこではない。色々不安な気持ち吐き出したら🍋が恋しくなってアポ無しで🍋の家行ったらなんか暗い顔した🍋が出てきて「どうしたの!?」ってなるけど何も言ってくれない。🐜も🍒といるところ見られたとは思ってないし愚痴ってたのが恥ずかしくて「何してたの?」って聞かれて「ちょっとカフェで勉強を……」って嘘ついちゃう。それで🍋はやっぱり🍒のこと……ってなって、最近ちょっとぎこちなかったのもあって泣いちゃう。それにぎょっとして、自分が不安だったんだから🍋も不安だったんじゃないかってやっと🐜も気付いて「ごめんなさい!あの、本当はぼく、🍋さんの周りにいる人たちとぼくを勝手に比べて落ち込んでて……!今日🍒さんと🐑さんに会って、色々吐き出しちゃったのが恥ずかしくて嘘ついた!」って抱き締めたら🍋も「……大学は色んな人がいるから……心変わりも仕方ないのかなって思ってた。でも私はずっと🐜くんの事が好きで……世界の広がった🐜くんのこと、私に縛り付けちゃってたのかなって、思って、私たち……すれ違ってばっかだ」ってちょっと笑って「本当だ」って🐜も笑う。