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    5h1One

    @5h1One

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    5h1One

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    薫颯 ちょっと注意⚠️
    雑線画なくせに色塗らんほうが良い気もしたので両方あげ

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    5h1One

    DOODLEズ!!世界線の初薫颯
    付き合ってる
     空の東から西を直線でむすんで、東からその三分の一くらいは太陽が昇ったかというころ。仕事や学校などでほとんどが出払ったらしい閑散とする廊下を抜けてキッチンへ向かうと、柔らかく鼻に抜けるメロディとともにゆったりと鍋をかき回す恋人の後ろ姿が目にとまる。どこかご機嫌な様子なのが左右に揺れる身体に合わせるように高く結い上げた長い髪がなびくさまで見てとれる。
     結ってなお背中の中ほどまで届くその毛先は、出会った頃よりも明らかに伸びているのに傷みを感じさせないから流石だ。長髪のアイドルは身近に何人もいるけれど、この子の髪の毛はそのどれよりも美しいと思う。元結を外したときにさらりと流れる夜色の髪は風に揺れるカーテンのように軽やかで、端正な容貌も相まっていつも目を奪われる。
     キッチン全体に立ち込める煮物の匂いとは別に、いつもの清潔感のあるシャンプーの香りが確かに存在していて、特段強い香りでもないのに嗅ぎ分けられる己の執心ぶりに頬をかいた。
    「そうまくん」
     鍋の中身を見るついでに、背後から細腰に手を回して抱きつく。否、触れたくなったから、鍋を覗き込むふりをした。
    「こら、調理中なのだから不用意に近づ 2378