君の夢朝 目が覚めると 別れたはずの親友兼元恋人が横に眠っていた。
全く身に覚えがない。そもそも何故居るのかが分からない。ぐっすり眠って朝からスッキリ!な筈であったのに、朝から冷や汗ビッショリ!である。
もしかして……私を殺しに来た……?
冷や汗タラタラ。悟はスヤスヤ。心臓バクバク。ドキがムネムネ。
…は?大丈夫か私、最後のは一体なんなんだ。焦りすぎか?
「鼠が虎の寝首をなんとやら…か?……いや!悟は鼠じゃない、綺麗な白猫だ。」
初対面の人間が聞いたら思わず「まだ寝ぼけていらっしゃいますか?」と聞いてしまいたくなるような惚気けたセリフだが、本人は至って真面目である。
「いやでも…この状況はまるで 浮気後帰宅して即寝てしまったら実は寝てる間に携帯の通知欄を覗いた妻に浮気がバレてその事を起きてから知った最低夫みたいじゃないか……はは、まぁ妻だっていくらなんでも殺しは……」
1981