【思わぬ誘惑】ヒュンポプ風呂上がり。
次の街にについて地図を見ながら話し合っているポップとヒュンケル。
ソファに並んで座り、地図を指さし、はしゃぐポップは何故がテンションが高いようだった。
「今度の街って、確か色んな洞窟があるんだろ?」
「ああ、魔物が住み着いているらしい」
「へー、中に何かあるのかもな」
「そうかもしれん」
今は旅の途中で、パプニカも落ち着いた事だし、ダイとレオナに任せて、ヒュンケルとポップは旅に出た。最初はもちろん反対はされはしたが、最後には理解を示してくれたレオナには感謝しかない。
まあ、たまに顔を出せ、とは言われたが。
そうして旅に出て半年は経っているだろうか。
今日も宿で旅立つ話し合いの途中である。
風呂上がりだからか、髪も適当に乾かしていたため、ポップの髪はしんなりと濡れていて、肌に張り付いている。
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