始まりの終わりの日ポップ〜楽園追放
あの日か、覚えてるよ。
物心ついた時っていうか、ちゃんと覚えてる一番小さい時の記憶さ。
丁度その時は、届け物をしにいった母さんの後を少し離れて追いかけてたんだ。
村の広場の真ん中位にいたんだけど、背中に氷を突っ込まるたみたいな感じ…今思うと超強力なオーラを感じて立ち止まった。
すぐ後にチカッと空の低い所が光って、その光が凄い勢いで空の端から端まで真っ白に広がった。
次の瞬間最初に光った所から見たことのない白い雲が空の天辺まで上がっていった。
雲の先っちょがキノコの笠みたいにまるまったな、と思ったら後ろに向って吹っ飛ばされたんだ。
子どもの体は軽いから何度も転がってやっと止まって、それから聞いたこともない轟音が響いて。
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