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    望月。

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    望月。

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    最初の2文だけ自分で書いて、それ以降はAIに書かせた達幹。

    途中でキャラおかしくなったりちょい重の過去エピも出てくるけどハッピーエンド(?)だったので良かった〜。

    AIに書かせた達幹あの夏の日、僕は達也と1度だけキスをした。夏休み真っ只中のしんと静まり返った教室で、全身が心臓になったような感覚を今でも覚えている。

    「ねえ……」
    僕の声は、かすかに震えていたと思う。
    「ん?」
    達也は優しい声でそう言った。
    「もうちょっとこっちに来てよ」
    僕もなるべく落ち着いた口調で話すように努めたけれど、やはり少し震えた声になってしまったかもしれない。
    「なんだよ、急に改まって」
    「いいから……早く来てよ」
    僕たちは2人きりの空間にいるはずなのに、なぜか遠くに感じる。
    「しょうがないなぁ」
    そう言って僕の方に近づいてきた達也の顔はとても穏やかだった。
    そして僕らは、お互いの存在を確かめ合うようにゆっくりと唇を重ねた。それは一瞬の出来事のように感じられたし、永遠のように長い時間にも思えた。
    僕はその感触を確かめるように目を閉じた。
    それからどれくらい時間が経っただろうか。
    先に口を開いたのは達也の方だった。
    「俺さ、お前のこと好きなんだよね。友達としてじゃなくて、恋愛対象として」
    突然の告白だった。でも不思議とその言葉を聞いても驚きはなかった。むしろずっと前から知っていたような気さえした。
    「えっ?それってどういう……?」
    「そのままの意味だよ。俺はお前のことが好きだ」
    今度ははっきりと聞こえた。
    「でも俺たち男同士だし……。それに、今までだってそんな素振り見せてなかったじゃんか!」
    僕は必死になって言葉を紡いだ。自分でも何を言っているのかよく分からなくなっていた。
    「ごめんな、気持ち悪いこと言っちゃって。だけどこの気持ちだけは伝えたかったんだ。これからはただの親友に戻るから安心してくれ。あとこのことは誰にも言わないでくれよ」
    達也はそれだけ言うと僕の返事を待たずして立ち去ろうとした。
    「待ってくれ!答えはまだ出てないけど、もう少し考えさせてくれ!」
    僕の叫びが届いたかどうかは分からない。達也はそのまま教室を出て行ってしまった。
    それからというもの、達也とはろくに話せていない。というより、意図的に避けられているようだ。
    あの時ちゃんとした答えを出していればこんなことにはならなかったはずだ。しかし、どうしても踏ん切りがつかないのだ。あれ以来、僕は毎日同じ夢を見るようになった。
    僕と達也はいつも通り学校に行く。しかしそこには誰もいない。2人で下駄箱に向かうと、上履きの上に手紙が置かれている。中を開けると、「放課後体育館裏まで来てください」と書かれている。
    それを合図に世界が崩れ始める。足元には底無しの穴が広がり、やがて僕らを飲み込んでいく。最後に見えるのは悲しげな表情を浮かべる達也の姿だ。そこで目が覚める。これが今朝見た夢の結末だ。今日も同じ夢を見たらどうしようかと考えるだけで憂鬱になる。
    「おはよう」
    後ろから声をかけられた。振り返るとそこには達也がいた。
    「お、おう、おはよう」
    「なんだよ元気ねぇなぁ。なんかあったのか?」
    「いや別に何もないよ。ちょっと寝不足なだけだ」
    本当はあるんだけどね。
    「ふーん、ならいいけど。それより今日の昼休み、ちょっと付き合ってほしいところがあるんだけど大丈夫かな?」
    「うん、特に予定はないから大丈夫だと思うよ」
    「そっか、ありがとよ」
    「それでどこ行くの?」
    「それは着いてのお楽しみということで」
    「分かった。じゃあまた後でな」
    「ああ、また後で」
    こうして会話を終えた僕たちはそれぞれの席に着いた。するとちょうどチャイムが鳴り先生が入ってきたため、それ以上考える時間は与えられなかった。
    (一体どこに連れて行くつもりなんだ?)
    そんな疑問を抱きながら午前の授業を受け終えた。そして待ちに待った昼休みになった。
    「よし、じゃあ行こうぜ」
    そう言って立ち上がった達也に連れられてやってきたのは校舎の裏にある林だった。ここには滅多に人が来ないため、密会をする場所としてはうってつけの場所なのだ。
    「ここに連れてきたってことは、誰かに聞かれたらマズイ話なのか?」
    「まぁそうだな。かなり重要なことだと思ってもらって構わない」
    「それってどんな内容なの?」
    「それは……お前の過去のことについてだよ」
    「過去について……?」
    「お前、まだ覚えてるんだろ?あの日のことを」
    「…………」
    「沈黙は肯定とみなしてもいいんだよな?だったら話してもらいたいことがあるんだ。どうしてお前はあの日のことを忘れられたフリをしているんだ?」
    「それは……」
    言いかけたところで言葉に詰まる。
    「お前の本当の気持ちを教えてくれないか?あの日からずっとそれが聞きたかったんだ」
    「俺の本当の気持ちか……。正直なことを言うと俺にも分からないんだ。ただ言えるのは、お前のことが好きだっていうことだけ」
    「じゃあお前は俺のことが好きじゃないのか……?」
    「違う!そういうわけじゃないんだ。俺はお前のことが本当に好きだった。だけど今はもう自信がないんだ。だってあの日のことがきっかけでお前との関係を壊してしまったんだから。だからお前のことを避けていたし、自分の気持ちを確かめたくても怖くてできなかったんだ」
    「なるほどな……。じゃあ質問を変えるぞ。お前は今でも俺のことが好きか?」
    「もちろんだよ。お前のことが好きで好きでたまらないんだ」
    「それを聞いて安心したよ。ありがとう」
    「こちらこそごめんな。ずっと不安だっただろう?」
    「当たり前だ。でもやっとこれで前に進める気がする」
    「どういう意味?」
    「だってお前も俺と同じ気持ちだって分かったからさ。これからは遠慮なくアプローチできるって訳だ」
    「おいおい、勘弁してくれよ」
    「嫌ならちゃんと否定しないとダメだぞ〜」
    「はいはい、分かりましたよ」
    「その言い方は絶対に分かってないやつじゃん!」
    「はっはっは!」
    「こいつ〜!」
    「ごめんごめん、冗談だよ。とりあえず俺たちの関係はこれからも変わらないと思うから安心して」
    「ああ、よろしく頼むよ」
    こうして2人のわだかまりは完全に解けた。これからはもっと仲良くなれそうな予感がしていた。
    キーンコーンカーンコーン♪ 授業の終わり
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