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    KAMOMEYAMA02

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    KAMOMEYAMA02

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    お題はhttps://odaibako.様から

    主とペパーが課題しつつ中身のない話をしている、
    放課後にだらだらしょうもない話をしてる学生2人がかきたかった。

    主人公は自機設定(名前 サザンカ)
    容姿に関する表現無し。
    主ペパ表記だけど、どちらかとちえば主+ペパ。
    恋愛要素ほぼなし。

    誤字脱字や間違った表現があるかと思いますが、各自脳内補完して読んでいただければ幸いです。

    #主ペパ
    mainPage
    #自機主
    privateOwner
    #自機主ペパ
    pepa,TheOwnerOfTheMachine

    考えすぎた結果ハルトの呼び方を大量に生み出してしまったペパー。ここはオレンジアカデミー エントランス3階。
    本棚に囲まれたエントランスは1階から3階まで学生が自習できるように各所に机が設けられていた。

    太陽が西に傾き、大きな窓から夕陽が差し込む頃。
    少年2人が大きなテーブルに教科書とノート広げそれぞれ課題をこなしていた。

    「サザンカって名前、カッコいいけど長えよな」
    「人の名前になに言ってるの?」
    ペパーの唐突な発言に、ノートから顔を上げずサザンカは黙々と目の前の問題を解いていた。

    ペパーは課題に飽きたのか聞き手でペンを回し、窓から差し込む夕陽を眺めている。

    「4文字ってよびづらくねぇか?なんつーなニュアンス的に」
    「…確かにそうかも…?ネモもボタンもペパーも僕の周りの人たちは3文字くらいだね」
    「だろ」
    「でもクラベル校長やオモダカさんは4文字だよ」
    「確かに! でもよびづれぇ感じないよなぁ」
    「僕のは似た音が最初に2回あるからじゃない?」
    サザンカは数学の式に取り掛かりながら、自分の名前の響きにうっすらと思いを馳せる。

    「…せっかくだ!ペパーお兄さんがサザンカにあだ名をつけてしんぜよう」
    突然、ペパーは胸を張り 手を胸に当て朗らかに宣言しだす。

    「ペパー、課題行き詰まったの?」
    彼の手元の課題は三分の一ほど埋まっていたが 途中から行き詰まったのか 文字とも線ともいえぬ ミミズズが這った後のような 何かが描かれていた。
    よくみると隅っこにマフィティフを思わせる 落書きや 料理の買い出しメモらしきものもある。

    「……うるせえやい。気分転換って大事だってミモザせんせーが言ってたし」
    「……………僕、知らないよ」
    サザンカは一瞬 顔を上げ彼の落書きに目を奪われたが再度 自身の課題に取り掛かる事にした。

    「それにあだ名を付けるってダチっぽくねぇか? 俺、こういうの憧れていたんだ」

    「サザンカ…サザンカ…う〜〜ん、何がいいかな」
    「サザ…かっこいいけどサザンカっぽくないな。サザちゃん、ザンカ、サン…うーん」

    ペパーは天井を見つめ出しぶつぶつと何か呟き出した。
    こんなことをしている間に日はだんだんと傾き、1階の玄関には帰宅するまだ年若い生徒と仕事を終えいまから授業を受ける大人の生徒で賑わいだしていた。

    「サザちゃんってボタちゃんみたいになってるじゃん」
    「かわいいだろう?」
    「その法則でいくとペパーはペパちゃんになるよ。」
    「うげぇ、ペパちゃんはやだなぁ。小さい頃に呼ばれるならまだしも こんな成長した男を呼ぶのはハードルが高いぜ。」

    「僕はいいと思うけどな。ペパちゃん」
    いつのまにか机から顔を上げサザンカはニヤニヤとペパーを見つめている。
    「ペパちゃん」
    「おい………」
    ペパーはそんな彼から気まずそうに目線をずらし、ふと目に入って自分の課題があまり進んでいないことを再認識する事になり、心の中で頭を抱える事になる。
    まだこんなに残ってんのかぁ…。

    「ペパちゃん、課題は進んだ?」
    「ぐぅっっっ!!!!」
    「ふふふ」
    彼があまりにも苦しい顔をするものだから、サザンカは楽しくなってきた。

    この前コライドンにカンポーやくを飲ませた時、全く同じ表情をしていた。

    サザンカは課題に一区切りついたのか、片付けに取り掛かりはじめた。
    窓から見える空には一番星がでている。

    「ペパちゃん、僕きょうね 夕ご飯にゴロゴロ具材のカレー食べたいな。りんごがたっぷりすりおろされた甘いやつ」

    「……!それを作ったらサザちゃんは課題てだすけしてくれるってワケ?」
    ペパーの顔が一瞬にして明るくなるものだからサザンカは更に面白くなってきた。

    「あははは、わかったよ!手伝うってば。
    なんてたってダチのペパちゃんの頼みだもの!僕たちの息のあったタッグバトルで課題なんて急所で1発だよ」

    サザンカが悪戯を思いついた子供のような表情でいうものだからペパーもつられて楽しくなってきた。
    「ハハ、そうとなれば早速 俺の部屋に集合だな!材料は冷蔵庫の分で足りるな。サザちゃんは他に食いてえもんあるか?」
    「うーん…。あ、この前 カエデさんに焼き菓子たくさん貰ったから それ持っていっていい?」
    「もちろん。そうとなればペパー特製スペシャルカレーで元気つけて残りの課題を片付けちまおうぜ」

    そうと決まればペパーもガラガラとやや荒く文房具を片付けてはじめる。
    課題の紙の端っこがやや折れた気がしたが、そんなことよりカレーを作る事で頭がいっぱいだ。

    「僕のはもうおわったけどねぇ」
    「…うらぎりもの」
    「ペパーが途中で変なの考え出すからだよ」
    「そういうとこ サザちゃんはちっともかわいくねーな」
    「……ペパちゃんもしかして普段から僕のことかわいいと思ってるの??」
    「うるせー!そんなこと言う子にはカレーは抜きです!!」

    すっかり夜に差し掛かり、人の減ったエントランス3階では 少年2人の賑やかな声が響き渡っていた。



    おまえ

    「あ、ボタちゃん」
    「ボタちゃんいうなし。ていうか、サザンカまでその呼び方しだすん?」
    「なんというか、僕とペパちゃんの間で流行ってて」
    「あっはっは、ペパちゃん!!!」
    「あんまり本人の前で言わないでね!ボタンが言うと 顔真っ赤にして照れ出すよ」
    「なんそれ、マジでそれ見たいんやけど」

    「噂をすれば…おーいペパちゃん!」
    「サザちゃんここにいたのか、お前今日の弁当忘れて行ってたぞ。」
    「え、サザンカ ペパちゃんに弁当つくってもらってんの」

    「〜〜〜!??お、おまえ、なんでそれ!??」
    「サザンカが呼んでるんだなら、いいっしょ。ねぇペパちゃん」
    「やめろって!!恥ずかしいだろ!!」
    「急に大声出すなし」
    「ペパー今日のお弁当なに??」
    「ペパちゃん特製ハンバーグだぜ!友情込めて作ったから た〜んとご賞味あれ!」

    「えーわたしもペパちゃんの弁当食べたい」
    「ペパちゃんって言うな」
    「半分こする?ボタちゃんも一緒に食べよ」
    「やったー!じゃあわたしのカップ麺半分あげるわ」
    「おいおまえら…ぐっ…
    今度のピクニックで全員分つくってやるよ…」
    「え、ペパちゃんやさしいやん」
    「だからペパちゃんっていうな!」
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    主とペパーが課題しつつ中身のない話をしている、
    放課後にだらだらしょうもない話をしてる学生2人がかきたかった。

    主人公は自機設定(名前 サザンカ)
    容姿に関する表現無し。
    主ペパ表記だけど、どちらかとちえば主+ペパ。
    恋愛要素ほぼなし。

    誤字脱字や間違った表現があるかと思いますが、各自脳内補完して読んでいただければ幸いです。
    考えすぎた結果ハルトの呼び方を大量に生み出してしまったペパー。ここはオレンジアカデミー エントランス3階。
    本棚に囲まれたエントランスは1階から3階まで学生が自習できるように各所に机が設けられていた。

    太陽が西に傾き、大きな窓から夕陽が差し込む頃。
    少年2人が大きなテーブルに教科書とノート広げそれぞれ課題をこなしていた。

    「サザンカって名前、カッコいいけど長えよな」
    「人の名前になに言ってるの?」
    ペパーの唐突な発言に、ノートから顔を上げずサザンカは黙々と目の前の問題を解いていた。

    ペパーは課題に飽きたのか聞き手でペンを回し、窓から差し込む夕陽を眺めている。

    「4文字ってよびづらくねぇか?なんつーなニュアンス的に」
    「…確かにそうかも…?ネモもボタンもペパーも僕の周りの人たちは3文字くらいだね」
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