赤ちゃんができたの■
ペパーの場合

「マジで⁉︎ デキたのか！やった〜！マフィティフ！オレとアイツの子ができたってよ！オレをパパにしてくれて、ホントに…！ホントにありがとな‼︎ これからも愛してるぜ！」

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ジニア先生の場合

「わあ、すごいすごい！ボクがパパに？えへへ、嬉しいなあ〜。ああ、キミのお腹に新しい生命が宿ってるなんて幸せだなあ…。早速明日、学校で生徒や先生方に自慢し回らないと！」

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ハッサク先生の場合

「小生が、父親に………？う、うう゛っ…！ ゔぉおおおおぉい　おいおいおい‼︎小生子…っ！うゔぁっ！ぁ、がと゛ぅ…ッ！ありがとうございますですよ‼︎これほど嬉じごどはありません！小生、お腹の子の為にも、あなたの為にも、これからも頑張りますよ！」

大失恋！フォンダンショコラティエ！■

昼の家庭科室は溢れそうなほどの生徒たちでいっぱいだ。
性別層は女子、女子、女子、ポケモン、女子、女子、男子…と言った具合で、楽しげになにかを調理しているのが印象的だ。
わいわい、がやがや。
かき混ぜる音、包丁の一定のリズム、チチチチチ…とオーブンのタイマーが時を刻む音…。
甘い香りが鼻腔をくすぐる。

「うぉし！できたぜ！」
「さすがペパー！手際が良い〜！」

ネモがパチパチと拍手する。

「美味しそう…」

アオイはゴクリと生唾を飲んだ。
それだけ白い皿に乗ったフォンダンショコラがキラキラと輝く。

「ひでん甘スパイスを惜しみなく使ったからな！これで“ハッサク”のハートを鷲掴みできるんじゃねえか？」
「ちょ、ちょっとペパー…！」