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    saku

    絵も文章もごちゃ混ぜな らくがき置き場(暫定)
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    saku

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    ##小説

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    櫂 詫人

    MOURNINGとうらぶ 陸奥守吉行が審神者を斬った話。
    昔ブラック本丸が流行っていた時に「人を殺めるのに使われなかった初期刀を処刑に使われるっていいよね!」ってノリで書いたもの。冒頭のみ。
    こわれた吉行と本丸最期の日
     陸奥守吉行は初めて顕現された刀であり、誰よりも早く限界まで鍛え上げられた刀だった。
     もうこれ以上伸びることはないと感じ始めてから、初めて彼は一番隊を外され、他の部隊で戦慣れしていない刀の手伝いを任された。
     ある程度他の刀剣達も実力を付け、彼と同じく後輩刀を警護・引率するようになると、今度は遠征部隊へと配属された。成長の限界を迎えているため、任務達成してもただ満足感を得るだけだったが、実力のある彼がいればより長時間の遠征ができるし、お宝を持って帰れるので、別段損とは思わなかった。
     本丸に戻って結果を報告し、また長旅へと出る──その繰り返しだった。以前と比べ主と顔を合わせることはめっきり減ってしまったが、いつでも暖かく迎え労ってくれるため苦にはならなかった。むしろ遠征報告を楽しみに待っていてくれると思うと、自然と身に力が入った。
     そんな中、いつもどおり遠征から戻ってくると、本丸が妙にざわついていた。けしてそれは良い空気ではなく、むしろ不穏な気配さえ感じた。見知らぬ人間達が本丸内を占拠しており、中には刀剣の誰かと口論になっている声も聞こえる。
     胸騒ぎと 3622