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    takikomi_maze2

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    先日pixivにあげたSSまとめ「花酔風月」のそれぞれのお話の創作についてお話しするスペースをしまして、そこで話した内容をこちらにアップします!
    SSまとめ、お気に入りのお話が詰まっているのでぜひ読んでください^^

    SSまとめ「花酔風月」の創作話「花酔風月」
    →タイトルどうしようかな、桜や雪がお話に出てくるからそういう情景が思い浮かぶようなタイトルがいいなぁ、と考えてたとき、お風呂から上がる瞬間「あ、花鳥風月いいなー」となりました。
    花鳥風月という言葉を改めて調べようとしたら高浜虚子の「花鳥諷詠」という言葉が出てきて、おさきたの二人を客観的に見て言葉に乗せられたらという創作への気持ちと一致して、いいなぁと思ったのですが、
    「花鳥諷詠」だと著名な方の言葉をそのまま使ってしまうようになるのでやめました。
    まぁ、花鳥風月の方が馴染みがあるし、月が入っていた言葉の方が今回のお話たちの風景と合うなと思って「花酔風月」にしました。
    今回は表紙の文字を、漢字の払いの部分をスーッと長くしたくて自分で書いてみました。
    もっと飾り文字っぽくしようと思ったのですが、背景の素材でお借りしてる桜が豪華なので、控えめの方がおさきたの二人に合っていてバランス取れるかなと思い、今回の表紙にいたりました。
    文字入れ加工を許可してくださってる桜の表紙素材と、canvaで雪みたいな素材を重ねてます。

    「グレーの嘘(仮)」
    →エイプリルフールに何か書こうと思ってたわけではないのですが、ふと、二人が嘘をつくとしたら?と考えたら思い浮かんだお話です。
    北さんが酔った勢いがあってもなくても飲みの場にちょっとハメを外しちゃって、本音か冗談か分かりにくく本音(主に治への恋心)を吐露してしまうのが大好きで今回のようなお話になりました。
    それまでは後輩らしく大人しくしていたのに、そんな北さんに言動に火がついちゃう治という図が好きです。
    多分治は本当に最初は飲み終わったら車で送って行くつもりだったと思うのですが、あまりにも北さんが隙を見せるから(本人は無自覚)牙剥いちゃったのだろうなと思います。

    こちらのお話、改めて読み返してみると、お互い本音かわからない言い方しかしておらず、「好き」を本気で言ってないのですよね!
    そして返事もまともにしてない!どうなっちゃうのー!この後が楽しみね!と思ってます。
    そして本当にタイトルがしっくり来ず、未だに決まらないです笑
    White lie(誰かのための嘘)とBlack lie(自分のための嘘)の間のGreyを当ててみてます。

    「nobody knows」
    →昔大好きだった某ボーカル&ダンスグループの「steady」という歌の「変わり始めていく私を誰も知らない。きっと」というフレーズから思い浮かんだお話です。
    とにかく「淡々と」進行していく感じで書きたくて、北さんが気づいてしまった治に対する恋心について大袈裟にしたくない、そっとしておきたい、誰にもバレたくない、という心境を淡々と書いてみました。
    だから地の文で情景や感情の説明はほぼ入っていないです。
    冒頭から誰も知らないと語っているのですが、でも決して治への気持ちをないものにしていない、というところがミソなのです。誰も知らない、誰にも知らせない、治にすら。でも、自分はちゃんと治への恋心を自覚して抱えていくと決めている、と言うお話です。
    あー幸せになってくれー!!

    「春、告げる」
    →他の方のスペースにお邪魔させていただいた時に「トラックの荷台で花見をする二人」という天啓を受けて書いたお話です。
    すごくないですか、トラックの荷台って。とても衝撃でした。
    北さん×桜×日本酒×夜の鬼に金棒的な組み合わせで、もう絵面の破壊力がすごいなと思いながら書きました。
    治の黒髪、北さんの薄い色の髪のモノトーンに、薄ピンクの桜がすごい美しく、今回のSSまとめの表紙は結構こちらのお話をイメージしている気がします。
    こちらは「グレーの嘘(仮)」とは少し違って、北さんがもっと意図的で、治が牙剥いちゃうというより北さんに唆されて北さんの掌で踊っているようなイメージ、北さんの歳上の余裕を感じていました。

    「蕾」
    →おさきたフェス2個目に書いたお話です。ぜーんぜん違うお話を書き進めていたのですが、ハイキュー展で天啓を受けて卒業のお話にしました。
    私が卒業をテーマに書くならまずは北さんの卒業式の日のお話かなと思ってこういったお話になったのですが、背景としては治が高校の頃北さんに片思いをしていて、北さん的には手がかかるけどかわいい後輩(でも少し気になる?)という位置の二人をイメージしました。
    普段DK時代のおさきたを書くことはあまりないのですが、青春ってすごい素敵ですね。爽やかです。

    「美しいもの」
    →診断メーカー様様なお話です。「I love youをたきこみ風に訳すと『どうか貴方の瞳に映る世界が美しくありますように』」という診断メーカーで出た内容にギュンって来て書いた、とってもお気に入りのお話です。
    勢いで書いたお話で綺麗にまとまってないのですが、そのまとまってなさが治の北さんを思う心情を飾らずに真っ直ぐに書けた気がしていて、SSまとめに載せる際にはほぼ直してないです。
    最後の方、治が北さんに美しいものをその瞳に映してほしいと願う時、北さんもまた同様に願うのだ、的な締めにしました。
    ワンドロかっていうくらいの勢いで小一時間でガッと書いて少しだけ見直してガッとアップしました。

    「甘い酒」
    →年末年始にすごく飲んだ時(笑)にお題をいただいて書いたお話です。
    実は書き始めに少し悩みまして、内容はもう決まっていてあとは文字にするだけ、というところなのに何から書き出せば良いかとても右往左往しました。
    何度か書き直してみて、この始まり方に落ち着きました。
    もう火傷は大丈夫と言いながらも治の言う通りにベッて出す北さん、なんて治のことを信頼して、なんて大好きなんだろうって思いました。
    キスするときに明るさが気になる北さんの目を手で覆う治の雄さに萌えますが、
    実は私は、北さんに掴まれてパーカーが皺になったところとか、ソファに北さんの頭が沈んでるところが一番萌えています。

    「まちぼうけ」
    →治の新規絵を待っていたとき、なかなか公開されずまちぼうけをしていたときにフォロワーさんがとても可愛いにゃん北さんを描かれまして、そのあまりの可愛さに恐縮ながらお話を書かせていただきました。本当に可愛い。
    きっと治も渋滞に巻き込まれた車内で早く帰りたいと願っていたことでしょう。

    「ひらひら」
    →大好きで尊敬している方へのお誕生日プレゼントで「苺」「大福」をテーマに書かせていただいたお話です。
    こんなふうなお話にしようかなーというところまで頭の中で考えて忘れないように少しだけメモとって、当日の作業もくりで一気に書いて後から少し付け足しました。
    プレゼントなのに、お話の内容は初めて喧嘩した二人で本当すみません笑
    同じテーマで他の方もお話を書かれたのですが、それぞれ全然違う内容になってて本当に面白いなと思いました。
    苺ってルンルンするじゃないですか。甘くて見た目も赤くて可愛らしい。きっと一緒に食べたら楽しいし幸せだろうなと思ったのに喧嘩しちゃって、と言う高低差が切ないなと思いました。
    ここ半年以上、ずっとエイリアンズを聞いているのですが、その曲をイメージしました。窓辺に座って、春の夜風を浴びながら切ない想いを抱えながら外をぼーっとひらひら落ちていく花びらを眺めている、みたいなイメージです。
    そして、そのシーンは切ないけど、お話の最後に治と一緒に見るときはひらひら待っていて綺麗だな、楽しいなと思う、みたいなギャップを演出したかったです。
    お気に入りはポップコーンの話する治のところ。かわいい。
    最近雪苺コンビニで見かけないので寂しいです。
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    takikomi_maze2

    ArtSummary2022お試し開催したワンドロワンライにて「年末」をテーマに書いたお話を少し直しました。
    二人は「家族になる」ではなく「家族になっていた」というのが似合うなと思います。

    今年も一年ありがとうございました!
    好きなものを好きな時にしか書けない私ですが、読んでくださり、そしてブクマなどしてくださる皆さまのおかげで楽しく創作ができました!
    来年も皆様が推しを満喫できますように✨
    良いお年をお過ごしください!
    家族【治北】「……え?」
     視界が薄暗い。おかしいと思い寝ぼけた目を開くとやはりそこは物の輪郭がぼんやりとするほど暗く、北の記憶にあるさっきまでの自室の明るさがどこにもなかった。少し横になる、と布団に潜ってからだいぶ時間が経過したことが伺えた。
    「あかん」
     すっかり寝坊をしてしまった。
     今のうちにと今日の今日まで農業機械の手入れや倉庫の整理、今後やってみたい農法や作ってみたい野菜のことを調べていると、大晦日とはいえいつもと変わらない忙しさで動いていた。そんな北を見た祖母や治から、夕食の支度はしておくから夜更かしに備えて少し休んだら、と提案を受け、台所に立ってもあまり役に立たない自覚があるため二人に甘えて二階の自室に下がった。ひんやりとした布団に体をもぐらせても大して眠気は来ないだろうと思っていたが、どうだろう、自分で思っているよりも疲労していたのかもしれない。
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