そのあと「おたくの副長さん一体どんな教育されてんの!?」
スパーンと居間の襖を勢いよく引くと、昼寝の最中であった沖田が横たわっていた。
屯所まで走ってきたのだろうか、肩で息をする銀時を見て沖田はアイマスクを下げニヤリと笑った。
「どうでしたか旦那。しっぽりいけやした?」
「やっぱりおめーの仕業かよ。ビビりすぎてしっぽりも何もなかったわ。」
「あらら残念。こっちは早く旦那に突っ込まれてもらわねぇといろいろ迷惑なんですがね。」
「は?迷惑?」
「最近、ウブ方の野郎ずーっとため息ばっかりついて書類も捌ききれなかったりしてるんで山崎に探らせたら、旦那に抱いてもらうにはどうしたらいいのか悩んでるらしいってのが判明したんでさ」
「ふーん。こっちは毎日銀さんの銀さん収めるのに必死なんだけどな」
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