adanREHABILIジェイフロのフロと名無しモブ寮生(一年/ホンソメワケベラの人魚/ボク)キノコパスタ/ジェイフロ+モブ寮生 フロイドさんご機嫌だったぞ、と言われた時、モストロ・ラウンジのシフトが入っているオクタヴィネル寮生の反応は二つに分かれる。 機嫌の良いフロイド・リーチが振る舞う三ツ星レストラン並の賄い料理が食べられることに歓喜する者。これは幻の絶品賄いと出会ったばかりの生徒であることが多い。モストロ・ラウンジのレベルの高い賄いの中でも、一度だけ食べたあの味を忘れられない――そう焦がれる生徒は天国の再来を予感し、シフトより早めにモストロ・ラウンジへ向かうのである。 ラウンジ支配人はサービス早出・残業を絶対に許さない――イソギンチャクは例外――方針で、従業員もそれに倣っているため、私欲のサービス早出はラウンジ内にひれの先すら入れられないのだけれど。 一方で、今(・)『機嫌が良い』ということはこれから(・・・・)『機嫌が悪く』なるのだと、自然の摂理を理解するが故に、本日の労働の予定を嘆く者。 せめて自分がシフトに入っている間だけで構わないので、海波のように移り変わりの激しいフロイドの機嫌が晴れ晴れしたままでいることを願い、今日だけは態度の悪い客や失敗をや 4426 1