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    aka_no_sousaku

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    ワイアット・ローガン過去まとめ
    読みにくかったら申し訳ない

    人間しかいない4人家族の末っ子。10歳差の兄をもって生まれる。
    兄からは「知らねぇ親の子」と思われてたが、しっかり血は繋がっている。
    両親は至って普通に息子として育ててくれた為、非常に健康的に育つ。はずだった。

    父は土方の中堅、母は大学の食堂に勤めている。
    父にはよく仕事場に連れていかれ、そこの足場で遊んでいたら運動能力を身につけた。母は元不良だったが更正した。今でも信条は変わらず「やられる前にやれ精神」を大事にしている。
    兄の素行不良には両親共に身に覚えがあるため最初は黙っていたものの、途中から本気で喧嘩をするようになっていた。
    ワイアットはまだ兄が好きだった。自分の道を生きる背中を尊敬していたのだ。


    8歳になる頃、ワイアットを邪険に思うようになった兄に、ヤンキーの溜まり場やクラブに連れてかれた。
    兄は男共にワイアットを預け、1人喧騒に紛れた。

    そこで知り合った男は、幸いそこまで酷くはなかった。
    喧嘩っ早い性格故に護身術は大事だろうと喧嘩のやり方を教えてくれた。
    煙草や酒は20歳になったらやれよという割に味見だけさせてくれた。全部噎せたけど。
    バイクは格好良いというと自慢げに話してくれた。
    そして一通り教えられた後、忠告を受ける。

    「お前の兄貴は壊れてる。あまり信用しない方がいい」
    「ワイアット、お前はまだ普通で居れる。俺たちみたいなアウトローになるな」

    2年後、10歳になった頃。クラブであった男は仕事を始め、付き合いが悪くなったが、他の男達とはつるむ日々が続いていた。
    しかし、男の忠告は正しかったのか、付き合いが少なくなった頃から兄と女の行動が酷くなった。

    男達とつるまない日にクスリや万引きの誘い、挙げ句にラブホに呼ばれたと思ったら兄との濡れ場を見せつけられる。
    断ってるにも関わらず拒否権なく行われるそれは、もうワイアットの嫌なことでしかなかった。
    ワイアットが嫌な事だと知った兄は余計に面白がった。


    ある日の夕方、兄にラブホへ呼び出される。
    いつもの情事を見せられるものだろうと思ったが、その日は違った。
    少し反抗して見せたのだ。
    それがいけなかった。

    「もう止めてくれよ兄ちゃん…アンタ怖ぇよ…」
    「はぁ?…はは、色んな意味で童貞ちゃんだから、怖いと思うんじゃね?ヤっちゃえば?w」



    「嫌だっ!兄ちゃん、嫌だって!!離せよ!!!」
    「そんな怖がらなくて大丈夫よぉ~?あたしぃ、せーびょーとか無いからぁ♡あはっ、かわいい~力抜いて♡」
    「ッヒ…いやだッ、兄ちゃ…あ"ッゲホッ…!」
    「うるせぇなぁ…お前なんか弟とも思ってねぇよ」


    ワイアットの抵抗も虚しく、無理矢理クスリでハイになった女とセックスさせられた。
    見つけてくれたのはクラブで知り合った男。そして両親だった。
    連絡も無しに夜を明かした事を不安に思った両親が色々当たっていたらしい。

    口を塞がれ、頬や首に傷を付けられ、手を縛られた状態で発見された。
    誰がこんなことをと聞かれ、ワイアットが名前の知らない女と兄の存在を出したとき母は頭を抱え、父は兄を探しに怒り心頭で連絡を取りに行った。

    結局兄は謝罪無く、両親にだけ顔を出し家を出た。
    ワイアットはこれで平穏が来るのか、男達と楽しく遊べると喜んでしまったことがショックで堪らなかった。


    落ち着いてきた11歳。
    それも11ヶ月で亜人の特徴が発現。亜人差別主義では無いものの、ただの人間だと思っていたワイアットには刺激が強く、悩み荒むには大きい種だった。
    両親はより一層大事にしてくれたが、ワイアットの心中と世間はそうならない。

    今までより喧嘩相手は減ったものの、アライグマだと知って舐めてかかってきた奴然り、浅い付き合いの友人や連れ然り、亜人差別する人間じゃないって示すため。全てを亜人のせいにする為に連れだってたのとつるむようになる。



    中等部入学式。
    そこで出会った女子はうるさかった。
    ぶつかったのは悪いと思ってる。遅刻しそうになっていたので、壁を越えた方が早いと思い越えた先にその女子がいた。
    謝ったものの、結局口喧嘩の途中で時間になりそのまま別れてしまったが。


    入学後は攻撃的になっていた故に絡まれた端から、喧嘩を買っていた。
    荒みに荒み、学校にほぼ行かず適当に時間を潰す。男たちに連絡を取るものの会えはしない。ストレスは溜まる一方だが、どこか空虚な心持ちでいた。

    連れだったのは基本4~5人。そのうち1人に肩がぶつかればそいつが殴り、足を踏めばこかす。
    ワイアットは手を出さず、遠くでみるだけ。助けを乞われてもなにもしない。
    どうでもいい。助ける義理もない。



    中1の初秋、絡んだ奴の連れにコテンパンにされた。
    連れがギャル一人とぶつかり絡んで、ギャルの連れ?彼氏?が来た。

    「アンタ、なにやっての。見てないで止めなさいよ」
    「お前に関係ねえだろ」


    久し振りにぶん殴られた。平手打ちの威力じゃねぇ。
    ワイアットの下の奴らは逃げたり、のされたり。

    けど死ぬほど格好良かった。誰かの為に自分の正義を使える人。
    自分の考えを貫ける人。強い人だった。

    「くみ、行くわよ」
    「ジルち、かっこよ」
    「っ…あの!!名前聞いても良いっすか!!」

    俺もこの人に着いていけば、正義を使えるだろうか。

    「そんなのアンタ次第でしょ。甘えてんじゃないわよ」
    「うっす!着いていって学ばせてください、兄さん!!」
    「姐さんとお呼び」
    「押忍!姐さん!!」


    中2に入って、つるんでた奴とは縁を切った。その代わり、
    「なんっでお前がここに居んだよ💢」
    「それはこっちの台詞なんですけど!💢」
    「わいぴー達よく飽きないね」
    「見てる方が飽きてくるわね」

    新しい縁を見つけ、高2の現在に至る。
    信じ合える親友も出来た。師匠や相談相手、喧嘩相手(好きかどうかはわからない)も出来た。

    本来の明るい性格も復活したが、少しずつ苦手なものが存在する。
    それがこの先治ればいいなと思っている。
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    aka_no_sousaku

    MEMOワイアット・ローガン過去まとめ
    読みにくかったら申し訳ない
    人間しかいない4人家族の末っ子。10歳差の兄をもって生まれる。
    兄からは「知らねぇ親の子」と思われてたが、しっかり血は繋がっている。
    両親は至って普通に息子として育ててくれた為、非常に健康的に育つ。はずだった。

    父は土方の中堅、母は大学の食堂に勤めている。
    父にはよく仕事場に連れていかれ、そこの足場で遊んでいたら運動能力を身につけた。母は元不良だったが更正した。今でも信条は変わらず「やられる前にやれ精神」を大事にしている。
    兄の素行不良には両親共に身に覚えがあるため最初は黙っていたものの、途中から本気で喧嘩をするようになっていた。
    ワイアットはまだ兄が好きだった。自分の道を生きる背中を尊敬していたのだ。


    8歳になる頃、ワイアットを邪険に思うようになった兄に、ヤンキーの溜まり場やクラブに連れてかれた。
    兄は男共にワイアットを預け、1人喧騒に紛れた。

    そこで知り合った男は、幸いそこまで酷くはなかった。
    喧嘩っ早い性格故に護身術は大事だろうと喧嘩のやり方を教えてくれた。
    煙草や酒は20歳になったらやれよという割に味見だけさせてくれた。全部噎せたけど。
    バイクは格好良いというと自慢げに 2487

    aka_no_sousaku

    MEMO劉の過去の小説までいかないメモ書き。元の性格からネガティブで泣き虫。母が居ない事をよく虐められた。
    よく泣いて女々しい自分も大嫌いで、ディーラーの堂々とした格好良いお父さんに憧れて。
    あんな風になりたいと心の底から思っていた。

    母の話はよく聞いた。父は目を細めて僕にはしない顔を、写真に向ける。
    「ファンファン、お前の髪はこいつに良く似ている。」
    写真のなかで笑う母という人は三つ編みにしていた。

    「5歳になったら、1つ階段を登ろうか」

    5歳から父の元でカジノゲームについて教わる。
    この頃からトランプでの手品も始める。


    トランプで遊んで居た時に発現。7歳だった。
    羽根でトランプが持てなくなった事が悲しかった。手品が出来て、やっと自分を好きになれると思ったのに。ごめんなさいお父さん。こんなに何も出来ない僕を嫌わないで。

    父の部下の人には差別的視線を送られたものの、父は「その内、人に戻れる。強い子だから、またディーラーとして立てるぞ」「その為に学校に行くんだ」その顔は険しかった。

    その年の内に入学。
    入学以降も友達もろくに出来ず、幼馴染だけが良く遊んでくれた。
    大事にしなきゃ。俺なんかに仲良くしてくれる家族のような 2678

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