Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    murmur_lade

    @murmur_lade

    @murmur_lade
    たまーに何かしらまとめる時に使うかもしれない
    スタンプとっても嬉しい!ポチポチしていってくださるとよろこびます₍₍⁽⁽(っ* ॑˘ ॑*c)₎₎⁾⁾

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 29

    murmur_lade

    ☆quiet follow

    #かにかえ片鱗 片鱗ネタバレ有。
    ※いつもの自陣狂いです
    セレスさんでも推し香水を頼んでしまったのであった、感想文が長い上に読み辛いぞ、読み辛いぞ。

    Tap to full screen (size:1674x1979).Repost is prohibited
    👏👏👏💖💖😭😭☺☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    other8e

    MOURNING幸せであれ
    ※しじみ食べたことないので食感は検索してみたけど実際のところ知りません
    「嶺二」
    ぼくの名前を呼ぶ声にゆっくり目を開けると、ベッドの端に腰をかけたランランの姿があった。
    「おはよう、嶺二。やっと起きたな」
    ランランはぼくの頬をそっと撫でてふわりと微笑む。少しくすぐったい。カーテンの隙間から射し込む陽の光が、ランランのまだセットしていないふわふわの髪の毛を明るく照らしてきらきらと輝いている。
    「いまなんじ?」
    身を起こしながら聞くと、7時だと教えてくれた。ちょうどいい時間だ。
    体を起こしたものの疲労の残る体はまだ少しだるくて、ベッドの上でぼうっとしてしまう。ランランの小さく笑うような声が聞こえたかと思うと、ぎしりとベッドの軋む音と唇に優しく触れる感触。それにうっとりとする間もなくランランはぼくから離れて、物足りなさを感じて見上げるぼくの髪を大きな手でくしゃくしゃとかき乱した。
    「ちょっとー!」
    「目ぇ覚めただろ?朝飯作ってあるから早く顔洗ってこい」
    「うん」


    着替えは後回しにして、顔を洗って歯を磨いてリビングに向かうと、美味しそうな匂いがぼくを待っていた。
    「わー!すっごい!和食だ…!」
    テーブルには、お味噌汁に焼き鮭に卵焼きが並んでいて、どれもまだ白い 2846