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    Mame___144

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    スペシャル流しそうめん

    ##メ

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    kasaikuzu

    MOURNING帰ってこなかったフォのカスフォカ彼が約束もなしに部屋にやって来たのはおそらく最初で最後になるだろう。控えめで規則正しいノックの音でカスピエルにはその主が誰だかすぐにわかった。眠る前に一杯と以前に倉庫からくすねてきた秘密の酒をグラスに注いだところであった。彼が来るとわかっていたら絶対に手を出さなかったのだが、今の彼が見たらいったいなんと言うのだろうか。


    「すまない、寝ていたか」
    「いや、まだ起きとったで」

     とりあえず中入りや、扉を開け放して迎え入れると憔悴しきった表情にわずかばかり安堵の色が伺えた。めずらしいなと一言かけると自覚があるのか先程の不安げな様子がまた顔をのぞかせる。目を伏せ、しおらしくなってしまった肩を支えてベッドの上に座らせると彼の身体からはふわりと黒い油の臭いが漂った。

    「武器見とったんやな」
    「何かしていないと落ち着かない」
    「無理ないわ、随分大事にしとったもんな」

     昼間に幻獣退治に向かったフォカロルが壊れた武器を手に戻ってきたのは夕刻を過ぎてからだった。力を取り込む核の部分が壊れてしまったのでこれ以上手の施しようがないのだと。茫然自失のフォカロルは帰って来るとすぐさま少し一人になりたい 5573