君と夏祭りに行った日　今日、お祭りがあると知った僕は、早速藍良に電話をかけた。今日の予定がもう入っていたら潔く諦めるつもりで、藍良を夏祭りに誘おうと思ったのだ。
　僕たちは付き合い始めたばかりで、まだデートの経験も少ない。その経験を積む意味でも、藍良に楽しい思いをしてもらう意味でも、誘わない理由などない。部屋を訪ねる時間も、メッセージを打って返事を待つ時間も惜しく、僕は藍良に電話をかけた。
『もしもしィ、ヒロくん？』
「藍良、突然で申し訳ないのだけれど、今夜僕と夏祭りに行かない？」
　僕は自室の自分のベッドの側で、何故か壁に向かって立ったまま電話をしていた。幸い部屋には誰もいないので妙な目で見られることは無いが、自分で自分を客観視すると、どうしたって妙な図だ。

“燐音君，我要结婚了哦，记得来参加我的婚礼。”
椎名丹希挽着陌生男性的手臂，如是说。
日本同性可婚之后，尼很快遇到了同性追求者，此时cb的事业蒸蒸日上，大家有各种的单人行程，聚在一起的时间变少。尼觉得哥一个人也能生活得好，于是答应了狂热追求者的求婚。
当天，深夜，被如往常一样要求给天城燐音做夜宵的椎名丹希，在喝下天城燐音递过来的啤酒时，失去了意识。
昏迷前，他隐约看到天城燐音冷静中带着一丝疯狂的脸。
“咱说过的吧，你这家伙，是要跟咱结婚的。”
椎名丹希醒过来的时候，他被关在陌生的卧室里，双手用锁链囚在床柱上，他身上被套上洁白的婚纱，天城燐音站在床前，穿着和椎名丹希相似款式的西装，见到他醒来，牵起他的手在指节处亲吻。