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    8733kawaisugi

    通りすがりの夢女

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    8733kawaisugi

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    🌋🌼となめこ

    ※食べ物であそんではいけません

    その日、私は1つのなめこと出会った。

    なめこは可哀想なことに1つしか生えておらず可哀想に思えてしまった。

    私は仲間を増やすためなめこを辺り一面にぎっしり生やした。

    「ふふ、これでひとりじゃないですね」

    私は1本だったなめこに微笑んだ。



    「花御、ちょいと来てくれぬか」

    「あぁ、もう行かねば.....」

    漏瑚の声が聞こえ、私は立ち上がった。

    その際私は誤ってなめこを踏んでしまった。

    「あっ」

    気づいた時には遅かった。

    なめこで足を滑らせ受身を取ろうとしたがなめこでまたしても滑り、後頭部を激しく打つ。

    「がぁっ!!!!!」

    そのまま私はヌメヌメと滑っていき、ぎっしり一面に生えたなめこの真ん中で滑りは止まった。

    立ち上がろうにもなめこの滑りで立ち上がれず何度も後頭部を強打する。

    これは......

    抜け出せないッ!!!

    こうなったら

    「漏瑚ーーー!!!助けて下さい!!!!」

    私は精一杯の大声で恋人の漏瑚を呼んだ。

    「花御!!」

    彼はすぐさま来てくれた。

    しかし私の姿を見て焦りの表情は呆れの表情になった。

    「.....これはどういう状況だ」

    「抜け出せないんです....!!助けて下さい!!」

    私は平泳ぎのように端に移動し、漏瑚に手を伸ばす。

    漏瑚は私の腕を取り、引っ張ろうとした。

    しかし私は気づいてしまった。

    私の体重は漏瑚より遥かに重い....!!

    そして漏瑚の足元にはなめこぬめり、、、、

    「漏g」

    声を出した時にはもう手遅れだった。

    彼はズルーンッと後頭部からひっくり返り滑って先程の私の状況と同じように立ち上がろうとし、後頭部を何回も強打した。

    「漏瑚ーーーーーーーーーーーー!!!」

    「がぁっ!!!!!」

    漏瑚は疲れと頭の痛さで立ち上がるのを諦めた。

    私は平泳ぎのように体を動かし何とか漏瑚の傍に行く。

    「漏瑚!!大丈夫ですか?!」

    「.....が」

    「え、今なんと.....?」

    「この戯けがーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」

    彼の頭の火山が噴火する。

    そして立ち上がり私に掴みかかろうとするが漏瑚はなめこのぬめりで前に倒れる。

    受身を取ろうと手を着くがぬめりで顔面から転んでしまう。

    「貴様ぁ!!何度も何度も!!!いい加減にしろ!!!!」

    そう言って私の供花をぬるぬるの手で掴みもぎ取ろうとする。

    「いだい!!!いだだだだだだ!!!」

    「貴様はどれだけこのような事に儂を巻き込めば気が済むのじゃ!!!!!」

    「すみません!!すみません!!いだい!!痛"ぁっ!!!!!!」

    漏瑚はかなり本気で怒っている。

    あぁ、いつも私のせいでごめんなさい.....!!

    「このきのこ共を燃やしてくれるわ!!!」

    彼がなめこ達に向かって炎を放とうとした。

    私はすぐさま彼の腕を掴み攻撃を制止させた。

    「この児達に罪は無いんですよ!!!」

    「では誰に罪があるというのだ!!!!」

    「私です!!!!!!」

    「貴様ァァァ!!!!!!」

    彼は私の目の枝を掴まれ私達は滑り、顎を強打する。

    「ええい!!!知らぬ!!!この忌々しいきのこ共を消し炭にしてやるわ!!!」

    「やめてください!!!!!!この児達にも命はあるのですよ!!!!!!」

    「知らぬ!!!!!!」

    それから漏瑚とぬるぬる滑りながら攻撃を制止しそれを払われ2人でズルンズルンヌメヌメとぬめりの中で争うことになった。

    顎を強打し、後頭部をうち、供花を噛まれ、頭の火山を掴み後ろに転ばせ、目の枝を燃やされそうになったり.......

    「貴様いい加減にせんか!!!!!!」

    「やめてくださいーーーーー!!!!!!」

    お互いボロボロになった頃、急に水流に襲われた。

    そして私達は流されぎっしり生えたなめこの一面から抜け出せた。

    水流の主を2人で見る。


    「ぷふぅ!」


    「「陀艮....!!」」

    陀艮はぷにぷにとした頬を膨らませ、私達の前に仁王立ちをする。

    「ぷぅ....」

    どうやら怒っているようだ。

    私達は陀艮の前に正座をした。

    「助けて貰って申し訳ないです」

    「すまなかった、陀艮」

    陀艮はわなわなと震えた後

    「ぷぅーーーーーーーー!!!!!!」

    と泣き出した。

    私達は陀艮を慰めようと手を伸ばした。

    すると陀艮はその手を取り、私と漏瑚の手を繋がせた。

    「もしかして、私達が喧嘩したのが嫌だったのでしょうか.....」

    「ぷぅ!!」

    「....そうか。花御、きのこを燃やそうとしてすまなかった」

    「いえ、私こそ色々と巻き込んですみませんでした」

    そう言い合うと陀艮は笑顔になり私達の手を取った。

    「ぷぅ!」

    「そうじゃな。一緒に遊ぶか」

    「ふふ、そうですね」

    その後私達は陀艮と沢山遊びましたとさ。








    おまけ

    「あれ、このキノコの群生なんだr」

    ズルーンッ


    「いったぁ!!!おごっ!!!なにこ!!!立てn!!!!」

    「だごーーーーーーーーん!!!!!!」


    なめこの餌食になった真人であった。
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