マオトロ🌹❄️進捗「俺の脳みそ、食べても美味しくないよ」
「フフ」
「内臓も、たぶん美味しくない」
「大丈夫、食べないよ」
じゃあ何するの、と強張る表情に、キュートだねと返して頬を撫でる。色白、と言うよりはすこし青みがかった肌色、露出した肌はところどころに細かな傷があり、とても勿体無いと思った。
「そうだねぇ……そうだ、僕にたくさん愛されるってのはどう?」
「愛?」
「うん、そう、愛だよ」
薄い水色の髪を手櫛でかき上げる、シャンプーなど使っていないのであろう、少しだけ手触りが硬い。
「おい、洗ってやれ。優しく、丁寧に」
「はい」
「!」
見開かれる目、暗闇から声がして驚いたのだろう。
薄暗い部屋の隅、物陰からするりと這い出た配下は、深々と頭を下げて名乗った後に彼をバスルームへとエスコートした。
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