※ver.1の続きのような
医者のところで飯とシャワーをさせてもらったらしいヤンブ、着替えはいつもの服と医者からもらった手術着みたいなやつ。他にはナイフしか持っていないようだ
故郷に戻れないとか言っていたが、どこから来たんだ?と尋ねると、「分からない、村に名前がついているかどうか知らない」という。
故郷で叔父と喧嘩別れし、唯一外との連絡口である貨物船に乗り込んできたらここにたどり着いたという。乗り込んでから降りるまで数日かかった、という話から、おそらく他の星から来たのだろうと推測する
村の様子を聞くと、少なくとも現代的な技術のある風ではないらしい。遠隔地からの連絡はまず不可能だろうと早々に諦める
夏が短く冬が長い、という話から極に近い地域と推測するが、アウトランズの有人惑星から探し出すにはあまりにも情報が不足していた
ひとまずこいつは……ソファにいてもらうか
翌日図書館(媒体はほぼ電子)に連れていく。コンピュータのホログラムにアウトランズの星系を映す。浮き上がる映像に興味深々な様子のヤンブ。
今いる星がここ、と指で示す。ここはガイアという星で、あちこちから連絡船や貨物船が出入りしているが身分証なく入りこむのは難しい、おそらく不法潜入してるような船だろうと伝える。船には何を載せていた?と聞くと、記憶を探り探り、いつもの皮、と乗組員が話しているのを聞いた気がするという。
ここで心中引っかかるヤンブ。あの村に船が来るのは初めてなのに"いつもの"というのはどういうことだろう?皮は村で取引のために提供したのは確かだが、あの取引が初めてのはずでは?
一方雇は関係ありそうな業者やらなんやらを探り始める。機械の指でこめかみのデバイスを操作するのをヤンブが不思議そうに見つめ、その腕はTeakniで出来ているのか?と聞く。뭐(何)?何と言った?と聞き返すと、科学で出来ているものを村ではそう呼ぶ、と答える。追加情報(使用言語)を得た雇。
ひとまず調べ物が終わったので帰ろうとする二人、ついでに飯を食わせてやるか、とダイナーに向かう
から続く雇ヤンブを……