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    朝の保護猫エマちゃんと社会人ノーマンの落書きの続き(?)

    ##tpn

    エマねこちゃん子猫だけど周りの子より体が大きくて抜きん出て年長さんで引き取り手もいないので、こんなに元気で愛想がよい子なのにどうしてだ?と疑問に思ったノーマン。

    職員に質問したら「いえ、これまでに引き取りたいと仰る方はたくさんいましたよ。けれどあの子が首を縦に振らないんです。この施設にやってくる子猫たちの経歴は様々ですが、その中で心に傷を持つ子も少なくありません。エマはそんな子にも分け隔てなく接し、子猫達だけでなく職員にも頼りにされている存在です。きっと、施設にいる者含めて家族と思っているからこそ、心配で離れがたかったのかもしれません。」と返されて面食らいながら「余計にどうして僕が里親になることを了承してくれたんだ……」と頭を抱えるノーマン。暫くして思い切って本人に聞いてみることにした。

    「ねぇ、エマ。どうして君は僕の家に来てくれたの?」
    「うちにくる?って言ってくれたし…」
    うーんと唸るエマねこちゃん。

    「あとはじめて会った時のノーマン、とても疲れた顔してたから……」
    その顔が施設の家族に似ていた。と聞いて(そんなに酷い顔してたのか僕…)と愕然とする。
    「施設(あっち)にはみんながいるけど、ノーマンはひとりぼっちだから……だから来たよ!」ハイっと元気よく答えるエマねこちゃんがとても眩しく見えたノーマン。確かに日々仕事や人間関係に憔悴して癒しが欲しくて堪らなかったけど、そんな自分を理解した上で一緒になる道を選んでくれた目の前の子猫の優しさに思わず感極まる。

    「ありがとう…本当に。ここに来たこと後悔させないぐらい君を幸せにするから…」

    涙ぐむノーマンを見上げながら「それはこっちの台詞ー!」とゴロゴロ喉を鳴らすエマねこちゃん[完]
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