海の緑黒ちゃん(とみんな)疲れて戻ってきたソウジ
「アンタは遊ばないの」
「海はベタベタするから苦手だし、あんまり日差しは得意じゃないし…写真係に回ってるだけだよ。結構楽しいぜ。ほら、水着のladyたちもよく見えるし」
「こんなとこでも平常運転だね…もう」
隣に座るソウジ
「あれ、あっちで遊ぶのはもう良いのか?」
「や…流石にもう疲れた。あの体力オバケたちについてったら倒れちゃうって」
「はは、そりゃそうだな。ほらこれ飲んどけ」
「うわっ、冷た…!もう…ありがとう」
「いーえ」
いつのまにか寝てたソウジ
「…イ。ボーイ起きろっ」
「わっ、ウソ、寝てた?」
「もう結構日が傾いてるぜ。起こすまで全然起きる気配ないし…そんな疲れてたか?」まー俺もちょっと寝てたけど
「いや…昨日まで大会だったから緊張が切れたのかも。心配かけてごめん…」
「ボーイが謝ることないだろ。…お疲れ様」
「うん、ありがとう。…そういえばみんなは?」
「花火買ってくるってどっか行った。ほんと元気だよあいつら」
「…イアンはついて行かなくてよかったの?」
「まあ保護者はノッさんがいるし。…眠り姫が心配だったしな」
「またそういうこと…置いていってもよかったのに」
「素直じゃねえなあ。ほら立て。行くぞ」
「えっ、ちょっと、行くってどこに」
「いいからほらっ」
「もう…」
夕日を見るふたり
「綺麗…」
「wow、ベストタイミングだな」
「みんな連れてこなくてよかったの?」
「まあ楽しいだろうけど、静かに見たかったんだ。それに」
「?」
「せっかく二人っきりになれるチャンスなのに、勿体ないだろ」
照れるソウジ
「ほら、向こうの方行こうぜ」
「ベタベタするから海は嫌いって言ってたの誰だったっけ」
「ソウジと入るのは別だからいいの」
「ふふ、なにそれ」
「…なあ、俺、みんなに出会えて良かった。世界も救って、またこうやって夕日を見られてさ。幸せだよ、俺」
「……っ」
手を伸ばそうとしたら逆に手を掴まれるソウジ
「だからさ、もうどこにも行けなくなっちまった。大事な物をちゃんと守んなきゃいけないから。みんなも、お前も。みんなのためだけじゃなくて、俺のためにも」
「…イアン」
「俺、思ったより寂しがりだからさ、誰かが隣にいてくれなきゃダメだってやっとわかったんだよ」
「…そんなのみんな知ってる。みんな、イアンの隣にいるよ。いつでも、どこにいても」
「……そこは『俺がいるよ』っていうとこだろ!」
「あはは。嘘は言ってないよ。……ね、イアン。キスしていい?」
「そんなのいちいち断んなくてもいいんだよ…」
照れるイアン
キスする2人
手を繋いで話してる2人を見る残りのメンバー
ノ「いや〜絵になるね、あの2人は」
ウ「うんうん、青春でござるなあ」アイスを食べるウッチー
キ「部屋は2人一緒にして正解だったなあ」
弥「え……!?あのお2人って付き合ってたんですか!?会うたびに喧嘩ばっかりしてるのに…」
ア「人前では恥ずかしいのよ多分。2人っきりにするとすぐあんな感じ。ソウジくんはともかく、イアンもかわいいとこあるわよねー」
ノ「本人たちはバレてないと思ってるみたいだけどね」
キ「ったくしょうがねえなあ。……おーいイアン!ソウジ!戻ったぞー!」
ウ「早く花火するでござる!」
「おっ、遅かったじゃねえか!」
「キングたちだ。おかえり!今行く。…ほら、滑るよ。足元ちゃんと見て」
手を離さないでいてくれるソウジ
「…ふふ、thank you、ソウジ」
ソウジの後ろで笑うイアン
ニコニコする残りのメンバー