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    まちこ

    twst/ジャミ監が好き rkrn/di先生が熱い 好き勝手書き散らす場所にします みんな幸せになれ

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    まちこ

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    ただジャミルに爪を切ってもらってる

    「あの、自分で切ります・・・」



     彼女の言葉を無視して、白くて細い指を取り爪切りで伸びた部分を切る。ぱちん、ぱちん、静かな部屋に爪を切る音が響く。自分の肌と並んだ彼女の手は雪のように真っ白に見えた。


     一年との合同の実験の授業中、ペアになって授業を受けていた彼女の手に液体が飛んだ拍子に勢いよく上げられて、指が頬を掠めると爪が引っかかったところに薄いみみず腫れを作った。どうということもないのに傷を作ったということで何度も謝る彼女にそれなら、と提案したのが俺が爪を切るということだった。オンボロ寮に爪切りはないらしいし、どうせ今晩はグリム共々スカラビアに泊まりに来ることになっている。いや、貸していただけるだけで・・・と何度も言っていたけど全て聞こえないふりをした。

     ホリデー中に泊まった部屋でグリムが寝てしまったころ、彼女は俺の部屋にやってきた。支給されたパジャマは大きいようで裾を何度か曲げている。まだしっとりと濡れている髪を耳にかけて、やっぱり貸していただけると・・・と言ってきたがもう一度わざとらしく聞こえないふりをした。



    「爪がきれいに整っていると生活もしやすくなる」

    「自分で切れますので・・・!」

    「・・・また俺の頬に傷を作るのか?」



     俯きがちの顔を覗き込むと、申し訳なさそうにそっぽを向かれた。少し意地悪を言いすぎたか。



    「冗談だよ」



     白い手を持ち上げて唇を寄せる。ぴくりと反応してひっこめようとした彼女の手を離さない。



    「爪切りを貸してしまったら、君に触れる口実がなくなるだろ?」



     顔どころか指の先まで真っ赤にした彼女は近くにあったクッションを俺の顔に押し付けると、消え入りそうな声で「ばか」と呟いた。
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    TRAINING失恋した監督生と慰めるジャミル先輩のジャミ監「迷惑だ」

    「え?」

    「大体異世界から来たなんてそんな話、誰が信じると思う?君と一緒にいると嫌気がさす」

    「どう、し」

    「はっきり言わないと分からないの?」



    “君のことが心底嫌いだよ”



     どうして、この間まで一緒に笑ってくれてたのに。楽しかったのに。本当に、好きだったのに。



     空は真っ青に晴れていて、目が眩むほど太陽が眩しい。日差しは優しく降り注いで程よい熱を制服の黒が吸収する。足取り軽く歩いて行く同級生をぼんやり眺めながら、胸はぎゅうぎゅうに締め付けられた。

     彼は優しかった。グリムを探していたらいつの間にか一人になっていた私に声をかけてくれて、探すのを手伝ってくれた。結局グリムはエースとデュースの場所にいて、何をしていたんだと理不尽に怒られるオチが付いてしまったけど、それを一緒に笑って流してくれたことが嬉しかった。錬金術の授業でペアになったときもあたふたしている私を助けてくれたし、向こうの世界の話をすれば興味を持って聞いてくれて、寂しくなって泣いてしまったときはそっと慰めてくれた。帰りたい、とこぼした私に、帰れるよ、一緒に方法を探そう、なんて、言ってくれ 2018