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    shiobanira

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    POIPOI 3

    shiobanira

    MOURNING死ネタ。

    物語が始まらない最悪のパターンIF。
    推敲なし。
    20時、指定されたポイントへ足を向ける。
    横たわる男に回収装置を押し当てた。


    『"世界にバグは不要です"』
    『よろしいでしょう。それではカブラギさん、お疲れさまでした』
    声が途切れる。
    聞こえるのはコアの発する警告音だけだ。
    過剰に溜まったログと燃料不足で焼き付く回路、本体の冷却も間に合っていない。
    演算性能が極端に落ちている。
    それもあともう少し。
    残り時間は24時間に満たないだろう。

    「組長って昨日の夜、どこにいました?」
    配属されてからこちら、どれだけの言葉を黙殺しただろうか。
    纏い付く少女を見下ろす。
    「屋台のあたりに組長がいた気がしたんですけど、すぐ見失っちゃって。どこに行ってたのかなーと思いまして」
    見失ったということは昨晩の作業は見られていないらしい。
    「組長、いつも総合栄養食じゃないですか!他にどんなもの食べてるのか気になるんですよー」
    「お前には関係ない」
    装甲修理人待機所の黒板に担当箇所を書き写す。
    視界に表示したリスト通りに名前の入った磁石を動かし、一歩下がって確認する。
    本日の天候は晴れ、終了予定時刻は17時だ。
    踵を返し、仕事道具を取りに向かう。

    燃え 751